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浦和レッズの選手たちが教える
「今」~「未来」に向かうための、カラダづくりの考え方 vol.01

無断転載禁止 浦和レッズの選手たちが教える <br>「今」~「未来」に向かうための、カラダづくりの考え方 vol.01
プロで活躍する選手たちは、高校時代にどのようなことを考えながらカラダづくりに取り組み、 厳しいシーズンを戦い抜くために、今、何を意識しながらカラダづくりを実践しているのだろうか。
浦和レッズで活躍する3人による、ためになる話と爆笑が詰まった座談会を、VOL.01高校時代、VOL.02現在と2回に分けてお届けします!

VOL.01 高校時代のカラダ作りについて

3人への質問

高校時代、何に重点を置いてトレーニングしていましたか?現在、重点を置いていることは何ですか?
※テクニック、パワー、持久力、スピード、チームワークの5項目について、10段階のレーダーチャートを作ってもらいました。

高校やユースでは
チームワークを重視した

――まずは高校時代に意識していたことについて、順番に聞いていきます。槙野選手はチームワークを最も高く意識されていた。

槙野「そうですね。僕はサンフレッチェ広島のユースチーム出身なんですが、サッカーで結果を出すためには規則正しい私生活や学校生活も必要だと教わり、チームの1人が問題行動を起こせば、全体に対する厳しい罰則がありました。僕はキャプテンをやらせてもらっていたので、チームワークに対する意識はかなり高いものがありました。一方で技術とスピードはあまり意識せず、メンタルを鍛えるという意味でパワーや持久力も強く意識していました」

――振り返ってみて、もう少しテクニックやスピードを磨けばよかった、という思いは?

槙野「当時の監督(現U-15日本代表の森山佳郎監督)は、技術やスピードは選手個々に任せていた部分があり、それよりも走ることと戦うことを重視していて、とにかく監督のやりたいことを体現するのに必死でした」

――では、宇賀神選手は?

宇賀神「僕は高卒でプロになれなかったんですけど、その理由を大学時代に考えた時に、特徴というか、ずば抜けたものがなかったからだと思ったんですよ。そのことを度外視して高校時代を思い返したら、やっぱりこういう特徴のないグラフになりましたね。やろうとはするんですが、すべてが中途半端(笑)。槙野みたいに何か特化するものがあって、自分の中でどれが武器になるかを、もっと考えながらトレーニングすることが、プロになるためには必要なのかなって改めて思いました」

槙野「テストで全教科60点取るようなタイプやね(笑)。得意な教科がなくて」

宇賀神「俺、そういうタイプなんだよな~(苦笑)」

――なるほど(笑)。では武藤選手、お待たせしました。

武藤「僕もチームワークが一番ですね。僕は高校のサッカー部(武相高校)だったんですけど、やっぱり冬の全国高等学校サッカー選手権大会に出場するという目標がはっきりしていたので、チーム全員がそれに向かって頑張っている部分がありました。朝練から始まって夜遅くまで練習し、目標に向けてのチームワークは強いものがあったと思います。あと、部の方針として、しっかり走ることと、一対一で負けないというのはテーマとしてあったので、そこは強く意識していました」

――どちらかというと、クラブユースはチームワークよりもスピードや技術を重視し、高体連のほうがチームワークや持久力を意識する傾向があると思うんですが、武藤選手は槙野選手のグラフをご覧になっていかがですか?

武藤「確かに、部活のほうが一体感はあるんじゃないかとずっと思っていたんですけど、広島ユースの場合は寮生活でチームワークを高めて結果を出しているというのを聞いているので、もしかしたら部活に近い感覚があるチームなのかな、と思いますね」

槙野「高校時代って、みんなそうだと思うんですけど、何かを犠牲にしないと大きなものは得られないと思うんですよね。僕の高校時代は携帯電話もなかったですし、サッカーだけに打ち込む環境が整っていた。そういう意味では、今の高校生は時代の流れもあって誘惑が多いので、ちょっと難しい部分があるかもしれないですね」

――高校時代、栄養やカラダづくりへの意識はいかがでしたか?

槙野「僕たちは寮の食堂で食べる習慣があり、何を食べればいいのかという知識はなかったですけど、朝昼晩、出していただいたものはしっかり食べていました」

宇賀神「ユースの頃は、ちょうど僕らの代ぐらいから、おにぎりやバナナや牛乳を練習後すぐに食べられるように準備していただけるようになったので、練習後30分以内に必ず食べることをすごく意識していました。今でもその意識は変わっていませんね」

――高体連の場合はそこまでの環境は整っていないと思うんですが、武藤選手はいかがでしたか?

武藤「そうですね。やはりどうしても帰宅するまでに時間がかかりますし、難しい部分はありました。ただ、僕は当時からザバスのプロテインを飲んでいました! 高校に講習に来ていただいて説明を受けたので、みんなで購入して、水で割るのと牛乳で割るのと、どちらが美味しいかを飲み比べながら、毎日飲んでいました」

――飲むようになってから、変化はありましたか?

武藤「中学から高校に上がって筋トレの量が増えたんですが、そういう時に飲めば効果が上がるというのも聞いていました。僕は体が小さかったんですが、飲んで筋トレをすることで、実際に体つきも大きくなったと思います」

環境や恩師から
様々な影響を受けた

――秋から冬にかけて、高体連は選手権予選があり、クラブユースはクラブユース選手権や高円宮杯があり、シーズンが佳境に突入する時期だったと思います。高校時代のこの時期に、カラダづくりで意識していたことはありますか?

宇賀神「僕はそういうのを何も意識していなかった。練習や体幹トレーニングも、トレーナーの人に言われたことを練習時間内にやって、それ以外は何も意識していなかった。だからトップに上がれなかったんだと思います」

槙野「僕たちの場合は、厳しいトレーニングを当たり前のこととしてやっていたので、逆の意味で意識していなかったです。全体練習後の個人練習も、入浴前の筋トレも、他の人に話をすると『そんなにやるの?』と言われるんですが、僕たちは日課として特に意識することなくやっていました」

武藤「僕たちは朝練が7時からあったので、6時前には家を出ていましたし、帰宅も夜10時以降。朝も夜も一生懸命やるだけで、何か考えていたかと言われれば、ちょっと分からないですね。無意識にサッカーをしていた感じです」

――先輩や監督、クラブユースの場合はプロの選手も身近にいたと思うんですけど、影響を受けた人やものはありますか?

槙野「広島はユースとトップチームが同じ場所で練習していて、グラウンドは近いんですけどクオリティーの差はすごく大きくて、それでも頑張って結果を出せばトップチームと一緒にやれるという環境でした。トップチームに呼ばれる選手が出ると、僕はわざとその選手とマッチアップしました。この選手を超えればトップチームの選手と一緒にできるんだって、そう思いながらやっていました」

宇賀神「浦和はユースとトップの練習場所が違うので、接点がなかったんですけど、埼玉スタジアムに試合を見に行った時は『このピッチでやりたいな』って思いましたね。埼玉スタジアムって、入場シーンからカッコイイじゃないですか。階段を上がってきて。あれは味わいたかったですね」

武藤「僕はそこまで身近にプロを感じられる環境ではなかったんですけど、監督が読売クラブの出身で、日本代表にも選ばれたことのある方(大友正人監督)で、僕に対して『もっと激しくやらないとプロになれないよ』、『毎日シュート練習しないと、プロではやっていけないよ』と厳しく指導してくれて、サッカーに対する取り組み方を変えてくれました」


槙野智章からのメッセージ

自分を知ることと、たくさん失敗することが大事だと思います。僕は高卒でプロになって今に至りますが、多くの人に出会い、たくさんの失敗をし、いろいろなことを学んだから今の立場があります。皆さんも置かれている状況を把握し、自分に合ったやり方を見つけ出して、しっかり取り組んでください。

宇賀神友弥からのメッセージ

自分は他の選手に比べてどんな部分が優れていて、どんな課題があるのかをしっかり一度、分析して、自分と向き合うことがすごく大切だと思います。僕はプロになる時にその重要性に気づいたので、皆さんには高校生の頃から自分と向き合う時間を大切にし、強い気持ちを持って高校生活を送ってほしいですね。

武藤雄樹からのメッセージ

夢や高い目標を持ってトライしていくことが大事だと思います。自分の長所や短所を考えて取り組んでいけば、どんな結果も失敗にはなりませんし、絶対にいい経験になるはずです。サッカーに対して前向きな気持ちを持って、毎日のトレーニングに取り組んでもらえたら、きっといい結果に繋がると思います。

VOL.02 現在のカラダ作りについて

浦和レッズで活躍する3人による、
ためになる話と爆笑が詰まった座談会の後半はこちらから。

Vol.02

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