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サッカー業界関係者インタビュー
水戸ホーリーホック 育成・普及部
EIKOジュニア監督兼普及コーチ 茅根隼人さん

無断転載禁止 サッカー業界関係者インタビュー<br>水戸ホーリーホック 育成・普及部<br>EIKOジュニア監督兼普及コーチ 茅根隼人さん

夢を切り開く情熱コーチ

―現職に就いたきっかけは?

子どもたちのために、自分が成長したいと思った

「高校卒業後、工業用ロボットや医療機器を作る会社で働きながら地元の少年団を指導していたんですが、途中で『これじゃ子どもたちはうまくならない。自分が成長しなければ』と思い、会社を辞めて JAPANサッカーカレッジ(以下JSC)に入学しました。そこで指導者の勉強をしてC級ライセンス(現在はB級を保持)や3 級審判員などの資格を取得し、在学中に何度もアポイントを取って研修をさせていただいた縁もあって、地元の水戸ホーリーホックでコーチとしてのキャリアをスタートさせることができました」
―今の業務内容は?

ジュニアチームの監督です

「提携しているEIKOジュニアというチームの監督として週に2回の練習と週末の公式戦を指導している他、スクールでの指導サポートや、地域の幼稚園や特別支援学校での巡回指導もしています。また、毎週水曜日の午前中にはクラブの育成年代の指導者が集まっての指導実践を行い、情報交換や指導方法の研究をしています」
―JSC時代に努力したことは?

とにかく現場に出た

「現場に出ることを大事にしていました。学校で各チームに振り分けられての現場実習もあるんですが、僕はそれ以外にも、空いている時間に学内のチームに頻繁に顔を出して、生のもの、リアルなものを見ようと心がけていました。自分で気になったところを聞きに行ったり、選手と触れ合ったりする時間も大切にしていました。ほぼ毎日やっていましたが、月曜日だけはリフレッシュに充てて部屋を掃除していました(笑)」
―印象的だった指導者は?

特に影響を受けた2人

「各スタッフそれぞれに良さがあるんですが、JSCのスタッフだった能仲太司さん(現アルビレックス新潟レディース監督)と板垣雄平さん(現 JAPANサッカーカレ ッジレディース監督)ですね。能仲さんは24時間サッカーのことを考えているんじゃないかっていうぐらい真剣にサッカーに取り組んでいる方で、指導者としての姿勢を学びました。板垣さんは選手とコミュニケーションを取るのがすごくうまくて、温かさを感じる人でした」
―今、努力していることは?

とにかく話す!

「僕の勝手な思い込みなんですけど、試合で対戦すれば知り合いになったと考えていて、その対戦相手の監督ととにかくコミュニケーションを取って、情報交換するようにしています。他のカテゴリーのスタッフともよく話をしますし、試合を見ながら指導者の方々と話をすることが、僕にとっての勉強だと思っています」
―高校時代、将来のことは考えていた?

サッカーは半分諦めていた

「選手になりたいという思いはありましたが、自分のレベルやケガの多さもあり、サッカーは半分諦めていました。高校時代に努力して国家資格の第二種電気工事士という資格を取得したので、それを生かせる業種に就職して、フットサルを楽しむ程度にサッカーにかかわれたらいいな、という感じで、サッカーを仕事にするというのは全く考えていませんでした」
―今の高校生たちは何を意識すればいい?

具体的目標と継続的努力

「目標を具体的に持ちながら、今日をどう過ごすか。新人戦やインターハイ、選手権といろいろな大会があると思いますが、その大会でどうしたいか、卒業後にどうなりたいかをしっかり持ちながら、今、自分にできることを把握しておくと、1日、1週間、1カ月の行動が変わるのかなと。目標に対していかに継続して努力を積み重ねていくかが大事だと思います」
―今後、サッカー界にどのように貢献したい?

成長を見続けたい

「ジュニアやジュニアユースの年代にかかわるのはすごく責任があることだと思うんですが、だからこそ選手たちの成長を見続けられるという大きなメリットもあると思っています。指導をしながら、サッカーを生涯スポーツとして楽しむためのきっかけづくりができればいいな、と思っています」
―高校生へのメッセージを

諦めずに続けて!

「目標を具体的に持って、夢を諦めずに頑張ってほしいですね。僕自身、自分がプロのサッカーコーチになれるとは思っていなかったですし、諦めずに続ければ夢に近づけると思います」

ある日のスケジュール

ある日のスケジュール
「スクールが終わったらスタッフと話をして帰ります。午前中の巡回指導は週に1、2 回程度、茨城県各地に行きます。巡回指導で教えた子たちがスクールに入ってくるケースもあります。みんな基本は楽しくやってくれますね」

喜びの1ページ

元J戦士と同じフィールドで戦える!

「僕自身はプロ経験がないんですが、J クラブの育成年代の監督って、元J リーガーが多いんですよ。そういう人たちと同じフィールドで戦えて、サッカー談義もできるのは、僕にとって価値のあることですね。J リ ーグの研修では元浦和レッズの内館秀樹さんと同部屋になり、いろいろな話を聞くことができました。水戸でも、僕が中学生の時に選手としてやっていて、僕にとって憧れの存在だった方々が今、スタッフとしていらっしゃって、彼らと指導実践で一緒にプレーできるのは、鳥肌が立ちますね」
茅根隼人
茅根隼人さん HAYATO CHINONE 水戸ホーリーホック 育成・普及部
EIKOジュニア監督兼普及コーチ
1985年10月21日生まれ。日立工業高校卒業後、一度は就職するも、サッカ ー指導への情熱が高まりJAPANサッカーカレッジへ。卒業後の2009年、在学中から研修で訪れていた水戸ホーリーホックでコーチ業をスタートさせた。

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