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「NIKE MOST WANTED」日本代表が強化トレーニング「メンタル」と「フィジカル」強化で世界に挑め!

無断転載禁止 「NIKE MOST WANTED」日本代表が強化トレーニング「メンタル」と「フィジカル」強化で世界に挑め!

若きフットボーラーを発掘する世界規模のスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」日本代表メンバー2人が7日、都内にて最終セレクション・グローバルファイナル(今月25日・英国ロンドン)に向けた特別強化トレーニングを行った。

先月23日の日本最終選考会を勝ち抜いたMF西尾翼(東海大学)とMF白川恵士朗(無所属)はこの日、午前にトップアスリートのメンタルトレーニング、午後にフィジカルトレーニングを受けることとなった。

NIKE MOST WANTED

午前の部の「スポーツ・メンタルトレーニング~目標設定・セルフコントロール~」の講師を務めたのは株式会社メンタリスト代表・大儀見浩介氏だ。この日のテーマは「自信をつけること」。自身もサッカー経験者で、東海大学第一中学校(現・東海大学付属翔洋高等学校中等部)サッカー部時代には、全国優勝を経験している大儀見氏は、「途中からサッカーが嫌でしょうがなくなった。サッカーが自らやるものから、指導者から“やらされるもの”に変化したことで、モチベーションが低下し、続けることができなくなった」と、自身の経験を吐露。自信を上げるには「やる気=モチベーション」が必要であり、その源は「やらされている」ではなく、「自ら進んでやること」であることを説き、そのプロセスを多角的な視点で丁寧に説明していく。

大儀見氏はふいに「ミッキーマウスの絵をかいてみてください」と要求。これには「ピカソみたいになってしまった」(西尾)と、苦笑する2人であったが、大儀見氏によると「見慣れているのもが描けないのは、イメージと現実のギャップ。その溝に心理は左右されるのです」と説き、フロー理論による課題の難易度と能力の関係を説明。与えられた課題に対し、人間には大きく分けて二つの行動・思考パターンがあり、「課題目標(task goal)志向」の人間は、プラン・プロセスを考えて、努力・工夫を重視し、能力を伸ばす行動をとり、「自我目標(Ego goal)志向」の人間は、結果・優劣を重視し、比較での高い評価のみを目指し、能力内でミスしない行動をとるという。人間は複雑な迷路を見せられると戸惑うものだが、小さな矢印で道筋が見えると、途端にやる気が出てくるように、目標の質を高めるための方法論を段階的に教えていった。

2時間に及んだ講義の最後に、大儀見氏は「海外では英語での対応が要求されるが、例えジェスチャーでも伝えることが重要。プレーもそうだが、コミュニケーションも受け身になってはいけない」と説明し、「自分の武器を伸ばすために必要なモチベーションんは自分でしか上げられない。結果から自信をつけるのではなく、準備段階からの揺るがない自信を身につけ本番に臨んでほしい」とエールを送った。

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午後の部は、「NIKE ACADEMY TOKYO」の鈴木友規アスレティックトレーナーによるのフィジカルトレーニングへと移行。4日の第1回に続き、2回目となった今回のテーマは「動きの質とキレ」。鈴木トレーナーは「前回は最初だったので、2人のコンディションの違いを確認する意味でも色々試してみました。それを受け、今回は実際のサッカーの試合に近い動きを意識して、質とキレにフォーカスしていきます」と言う。

トレーニングはまず、軽いランニングからストレッチ、体幹やバランスを意識した反復運動へ。鈴木コーチは個別に2人の状態をチェックしながら、それぞれにアドバイスを交えてメニューを進めていく。サイドステップ、スクワッドから中腰の状態をキープさせると、鈴木トレーナは2人の重心を綿密にチェック。これは鈴木トレーナー曰く「重心の位置を正しく捉えることが体勢の安定を生み、動きの切り替え、キレを生む」ことから、初日で重点的に行った体幹トレーニングを、中2日で各々がどう消化できたかの確認でもある。

「土、日と寮のトレーニングルームで鈴木さんの体幹強化トレーニングをやってきて、重心の大切さを実感しています。今までの普通の体幹練習では気づかなかったことです」(西尾)

「重心を意識してから明らかに変わりました。まだ硬さがあるけど、続けていってものにしていきたいです」(白川)

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後半は1vs1から瞬発系のメニューが続き、2人の息もあがる。鈴木コーチの激が飛ぶなか、2時間の濃密なトレーニングは終了。午前と午後で計4時間、頭とカラダをフル活用したこともあって、さすがに疲労も貯まっている様子だった。

しかし、トレーニングはまだ続く。翌日には鹿島アントラーズのトレーニングに参加する予定だ。鈴木コーチは「2人にはそれぞれの練習環境があるので、今回のトレーニングで得た課題を消化してもらいたい。グローバルファイナルへ向けて万全の状態へもっていきます」と、本番へ向けたサポートを約束した。英国セント・ジョージズ・パークでの最終セレクションへ向け、2人の若きサムライの挑戦は続く。

トレーニングを終えた2人のコメントは以下の通り。

西尾翼
西尾 翼(東海大学)

「メンタルトレーニングはサッカーだけでなく、人生で大切な話を聞けました。これまで結果ばかりを求めていましたが、自分の成長につながっていることの方が重要であることを知りました。フィジカルに関しては、今までのトレーニングと全然違っていて、重心を意識することで変わってきたと思います。力が入りすぎるので、鈴木トレーナーから抜くように言われていますが、そこはイギリスに行くまでには何とかしたいです。ダッシュから止まって、また走り出すトレーニングでは、以前は足のステップでやっていましがが、鈴木さんから『腰で止まれ』と言われていて、重心を腰に置くことで移動の速さが全然違う。足の運びも変わってくるし、2日でこんなに実感できるとは思わなかったです。グローバルファイナルでは自分からコミュニケーションをとって積極的に攻めたい(白川)恵士朗も仲良くやっていきたいですが、向こうではライバルになる。。全部の敵を倒すつもりで行きます」

白川恵士朗
白川恵士朗(無所属)

「柏レイソルユースの時もメンタルトレーニングを受けたことがないので初めてです。自信の付け方、やる気の出し方が参考になりましたね。フィジカルは少しずつですが、動けるようになってきました。まだ長距離的な部分でカラダが追いつけていないので、残りの期間で仕上げていきたいです。鈴木さんからは心拍を上げるトレーニングの宿題を出されているので、土曜日に5キロ走をやってきました。鹿島でのトレーニングでは楽しめればいいかと思っています。フィジカルの部分では地道に上げていくしかないですが、技術的な面がプロの選手にどこまで通用するのかは試してみたいです」

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