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「NIKE ACADEMY MOST WANTED」グローバルファイナルついに開幕!  若き日本代表が世界に挑む!

無断転載禁止 「NIKE ACADEMY MOST WANTED」グローバルファイナルついに開幕!  若き日本代表が世界に挑む!
写真提供:NIKE

機は熟し、いざ決戦の舞台へ! 海外でのプレーを目指す若きフットボーラーを発掘する世界規模のスカウトプロジェクト「NIKE ACADEMY MOST WANTED」(※2013年まで「NIKE CHANCE」として実施)。その最終セレクションとなるグローバルファイナルがついに開幕。25日から27日の3日間、エリート機関「NIKE ACADEMY(ナイキアカデミー)」への参加権を懸けた苛烈な選考会が行われる。

各国での「ローカルセレクション」を経て、各地域の代表が挑戦するこの「グローバルファイナル」。日本予選を勝ち残った白川恵士朗(未所属)とMF西尾翼(東海大)は、羽田空港から約12時間のフライトを経て英国首都ロンドン・ヒースロー空港へ。最終選考の会場となる、イングランドフットボール協会(FA)の本拠地セント・ジョージズ・パークに降り立った。同所はイングランド代表の復権に向け2012年にオープンした施設。約1.3平方キロメートルの広大な敷地の中に、フルサイズの屋根付き人工サッカー場、最新鋭のトレーニング施設、宿泊施設まで完備され、ピッチはサッカーの聖地と言われるウェンブリー競技場を模した面など、12面あるグラウンドはそれぞれ違う種類の天然芝や人工芝が植わっている。この世界屈指の施設が、今回の舞台となる。

NIKE MOST WANTED

白川はかつて柏レイソルのジュニアユース、ユースに所属した天才肌のレフティー。進学した流通経済大学の籍を辞したものの、夢を諦め切れずに「NIKE ACADEMY MOST WANTED」に参加し、見事代表の座を掴み取った。トレーニング不足による体力面での不安はあるが、この1カ月間でできるだけの努力を行ってきた。

一方、西尾は東海大学でプレーする現役大学生プレーヤー。普段は2列目でトップ下やサイドハーフをこなし、無尽蔵の運動量からボール奪取能力にも優れた万能戦士だ。日本最終予選では抜群のキャプテンシーを発揮し、あらゆる面でのユーティリティ性の高さを証明している。

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セレクション初日の25日、この日はオープニングセレモニー、ナイキアカデミーの先輩たちのトレーニングを見学。その後は屋外の天然芝が植わったピッチ上で実戦形式の5vs5+GKのミニゲームを行った。初日ということで顔合わせの意味合いも多分にあっただろう。しかし、各国の代表として選考の場に臨んでいる選手たちにとって、ここはすでに戦場だ。己をアピールしようと激しい当たりが繰り返され、ここが過酷なセレクションの場であることを否が応にも認識させられる。

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「やはり日本と違います。みんな自分でボールを持ちたがるし、自分がやれるってことをアピールしないとパスが来ないです」(西尾)

「なかなかボールも来ず、サイドで効果的な動きを見せられなった」(白川)

そう語るように、とにかくボールが回ってこない。自らをアピールする必要がある選考会、球離れの悪さは当然のことだが、2人にとってそれは予想を超えたものだったようだ。 しかし後半、西尾はその順応性の高さを発揮し始める。「ボールが来ない中で、まずしっかりとディフェンスをしてボールを取り切ることに専念した」と、意識を守備にシフト。素早い攻守の切り替えから、攻撃の起点となる動きを見せ始める。パスを出すにしてもワンツーなり自らボールをもらいに行く姿勢をアピールし、積極的に仲間の名前を出してボールが集めるように努めた。また日本人が常にぶつかる課題=海外選手とのフィジカルの差は「圧倒的に相手が強い」と、予想通りの返答だったが、「普通に当たったら飛ばされてしまうので、飛ばされない位置に潜り込んだりとか、身体が小さいところを逆に自分の長所として生かしたいです」と、対抗手段を見つけている。この日はドリブルからの切り返しで対戦相手をキリキリ舞いにする場面も見せ、上々の滑り出しを見せた。

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対して、白川は事前のイメージと実際のギャップを埋めることに苦労した様子。ボールに触れる機会が絶対的に少なく、サイドで攻撃のチャンスを作ることができない。英語がわからないなりにも、声を出すことで機会を広げた西尾とは対照的に「中途半端にコミュニケーションを図っても逆にストレスになる。(ボールが)来た時にアピールできればいいかと思っています。プレーで感じてもらえるよういしたい」と白川。確かにこの日はGKの意表をつくループシュートや股抜きなど、随所に光るプレーを見せた。そもそも日本での調整段階から「英語ができないのは割り切っている。プレーで長所を発揮できれば」と語っていた通り、その主張は首尾一貫している。あとはこの短期間で、どうアジャストするか。アプローチこそ違えど、日本代表の2人は初日である程度の手応えは掴んだようだ。

NIKE MOST WANTED
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「2日目、3日目はゲームが多くなるし、前半の10分、15分あたりでチームにおける自分の役割も決まってくる。なので最初のスタートでチームを引っ張っていけるようにならないと自分のプレーもできなくなる。初日で最初のイメージを超えていた部分を修正できたのは自信になりました」(西尾)

「ミスも多かったけど、自分の良さは出せていたかと思います。自分の能力・技術を見せることができればボールも回って来る。来た時にアピールできるようにします」(白川)

初日を終えたグローバルファイナル。2日目は紅白戦が行われ、3日目には、ナイキアカデミーとの練習試合が行われる予定だ。

なお、この日は前回のグローバルファイナルを通過した日本人選手、波田野海(聖和学園卒)もアカデミーの一員として練習に参加。留学開始から5カ月、その近況を語ってくれた。

波田野海
波田野海(NIKE ACADEMY)

「言葉はサッカーでは困らないレベルにはなりました(笑)。最初の頃は生活面で苦労しましたね。時間とかも分からずに遅刻して怒られ、罰として『アイスボックス持ってきて』と言われても、それも分からずまた怒られる(苦笑)。そういうのがなくなりました。試合は毎週日曜にあります。一回、足首を怪我してしまって1、2試合欠場したことはありますが、それ以外は試合に出ています。僕はトップ下かウインガーをやっています。こっち来る前はサイドが好きだったけど、今は真ん中も好きになってきましたね。まだ試合で3点しかとっていないので課題はディフェンスとスコアです。(成長した部分は?)ボールのもらい方ですね。身体は大きいほうじゃないので、当たった時にブレるのは当たり前なんですけど、ボールを遠くに置くように意識したり、工夫をしています。こっちはとにかく荒いけど早い。タッチは決して繊細ではないけど、ボールのスピードが違いますね。(この期間でアカデミーからプロの上がった選手は?)オファーがあっても、もっと上を狙って行っていない選手もいる。僕も何回か声をかけてもらってるみたいなんですけど、ビザの関係もあって…。(昨年のグローバルファイナルを思い返すと?)すごい緊張してたなって。ゴール前である程度チャンスを作れていたのと、怖さを出せたのが勝因かと。今はナイキアカデミーにいても、グローバルファイナルで評価が高かったよって言ってもらってます。前に行くスピードだったり、仕掛けのパスの部分に怖さを感じると。ただ、今回のセレクションで人が新しく入ってくるので、いつまでここに居られるか(笑)。外国人選手とのコンプレックスはだいぶ解消されてきたと思います。ボールの置き方だったりフィジカルに対応する術を身につけてきているので。この環境でもっと成長していきたいです」

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