NEWS その他

歴史的大勝で大学日本一は筑波大学!
横断幕「早川史哉と共に。」に誓った想い

無断転載禁止 歴史的大勝で大学日本一は筑波大学!<br>横断幕「早川史哉と共に。」に誓った想い

第65回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の決勝戦が18日に浦和駒場スタジアムで行われた。関東・関西のリーグ戦ならびに各地の大学リーグ位入賞校のみが出場し、高校サッカーで言えば‟全国高校サッカー選手権大会”に該当するとも言える大会だ。

大学日本一は筑波大学

プロ内定選手3人を擁し、総理大臣杯、関東大学1部リーグ優勝に続き、今大会制覇で“大学3冠”を目指した明治大学は、8強で大阪体育大に1-2で敗退。その大阪体育大学は4強で抜きつ抜かれつの大激戦で日体大に敗れた。まさに群雄割拠の様相となった今年のインカレ。決勝戦はこの日体大と、一方の山を勝ち上がり13年ぶり9回目の全国制覇を目指す筑波大学との間で行われた。

大学日本一は筑波大学

関東の名門・筑波大学は、大学選抜で名古屋グランパスU18出身のエースFW北川柊斗(3年)、2回戦から決勝までの全4試合でゴールを挙げているFW中野誠也(3年=磐田U-18)を中心に、星稜高の主将とし2014年度の高校サッカー選手権で優勝したDF鈴木大誠(2年)、その決勝で破れた前橋育英高のMF鈴木徳真(2年)ら、高校サッカーでも沸かせた選手で構成される充実の陣容。対して35年ぶり出場の日体大は、関東リーグ得点王で準決勝で劇的な決勝点を決めたエースのMF高井和馬(4年=千葉SC・Y)を累積警告で欠き、横浜F・マリノス内定のDF高野遼(4年=横浜FM・Y)は、左足の負傷によって準々決勝、準決勝をベンチ外で過ごし、なんとか決勝に間に合わせた。

大学日本一は筑波大学

試合は意外にも、手負いの日体大が優位に進める。システムを4-1-4-1に変更して臨んだ日体大は、9分にDF高野遼のシュートがクロスバーを直撃するなど攻勢に出る。しかし28分、筑波大のMF西澤健太(2年=清水Y)が放ったミドルシュートが枠内を捕らえ先制点を挙げる。

大学日本一は筑波大学

さらに西澤はクロスを頭で合わせ8分間で2点を連取。日体大は選手交代でFW瀧本高志(2年=履正社高)を投入しシステムを4-4-2に変更するも、前半アディショナルタイムで筑波大が追加点を挙げ、大勢は決した。

大学日本一は筑波大学
大学日本一は筑波大学
大学日本一は筑波大学

後半にも北川、中野がそれぞれハットトリックを決める大量得点を挙げ、筑波大が8-0で圧勝した。歴史的な大勝にも筑波大の小井土正亮監督は「高野選手が決めて入ればわからない試合だった」と話す。日体大 鈴木政一監督は、かつてジュビロ磐田の黄金期を指揮した名将。日体大就任2年でチームを2部からインカレの決勝の舞台にまで引き上げた。しかしこの日はエース高井の累積警告など、日本一を争うにはあまりに苦しい陣容だった。「システムを4-1-4-1にしたのも、前半は0-0でいいと思っていました。ただしこれが現状。来年につなげていきたい」と雪辱を誓う。

大学日本一は筑波大学

この日、13年ぶりの日本一に輝いた筑波大学のスタンドには「早川史哉と共に。」という横断幕が掲げられていた。昨年の主将でありアルビレックス新潟のDF早川史哉のことだ。今年6月、急性白血病であることを公表し、現在も治療にあたっている。主将を引き継いだFW高柳昂平(4年=名東高)は「昨日も連絡を取っていて、日本一を獲ると誓いました。そのことで勇気なり元気を与えられるとみんなが思ったていたし、無事に結果を残せてよかったです」と胸を張った。闘病を続ける先輩に、「大学日本一」という、一足早いクリスマスプレゼントを贈った後輩たち。大会MVPで得点王に輝いた中野は、「早川さんが24時間ずっと闘っているなかで、自分たちは90分戦えばいいだけ。逆に僕らが早川さんから勇気をもらっている。やらなくてはいけないという使命をもらって、それを結果で返すことができました。感謝しています」と語り、最後に「早川さんのおかげでできた優勝だと思います」と結んだ。

大学日本一は筑波大学

CONTENTS新着記事一覧 Readmore

最新コンテンツをもっと見る

NEWS最新ニュース Readmore

最新ニュースをもっと見る