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第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦
前橋育英、山田監督も男泣きの選手権初優勝!

無断転載禁止 第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦</br>前橋育英、山田監督も男泣きの選手権初優勝!

 第96回全国高校サッカー選手権大会は1月8日(月・祝)、流通経済大柏(千葉)と前橋育英(群馬)との決勝戦が行われた。流通経済大柏は10年ぶり2度目、前橋育英は直近4年間で3度の決勝進出ながら優勝は初となる。今大会、流通経済大柏は4試合無失点の堅守で勝ち上がった。対する前橋育英は得点王争いで独走するFW飯島陸(7得点)を筆頭に大会最多14得点とその火力が注目されがちだが、こちらも大会通算1失点。ともに堅守がベースにある両校の激突は果たして?

 小雨がちらつくコンディションの中、4万1337人の観衆で埋め尽くされた決勝戦がキックオフ。 流経大柏は20番DF三本木達哉が、10番FW飯島陸のマンマークにつくDF5人の変則陣形を敷く。テンポよくパスをつなぐ前橋育英のパスワークを早い段階から遮断し、序盤はFW榎本樹、飯島を封じ込めることに成功する。ひと度ボールを奪取すれば、流経大柏主将のMF宮本優太、MF菊地泰智を経由するか、ロングボールでCF安城和哉を中心とした前線の3人が前橋育英ゴールを脅かす。
 主導権は流経大柏が握ったかと思われた試合は、前橋育英のパスが回りはじめた20分過ぎから徐々に様相が変化していく。ここまでDF三本木のマンマークに手を焼いていた飯島だったが、PAに飛び出し一気にゴールへと迫る。さらに畳み掛けるように左CKからのクリアボールを、飯島が走り込んで左ミドルをジャストミート! わずかに枠上に外れるも、そのボールの威力に会場から大きなため息が漏れる。ポゼッションと決定機で上回る前橋育英に対し、流経大柏は前線3人のシンプルなアタッキングに終始。得点の匂いは明らかに前橋育英にある。46分には敵陣でボールを奪取した飯島のシュートがバーを叩き、前半は0-0で終了した。

第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦

 後半に入ると前半戦終盤の勢いをそのままに、前橋育英の猛攻が始まる。FW榎本には流経大柏の厳しいマークから、なかなか中央に縦パスが入らないが、渡邊泰基、後藤田亘輝の両サイドバックが駆け上がり、幾度も好機を演出。19分には、左サイドでスルーパスを受けたMF五十嵐理人の強烈なシュートがクロスバーを直撃する。攻勢に出る前橋育英は、ここで185cmの長身FW宮崎鴻を投入し、さらに攻撃に厚みを増す。高さはもちろん、足元の技術にも優れる2年生FWが入ったことで、前橋育英は中央に楔のパスも入るようになり、両サイドの攻撃もさらに機能するようになる。34分にはCKからCB松田陸のヘディングが阻まれるも、団子状態から連続でシュートを放ち、あと一歩まで迫るが、流経大柏ゴールをこじ開けることができない。

 両チーム死力を尽くした試合は後半アディショナルタイムへ突入。会場の大歓声が後押しするように、最後までハードワークを続ける両校だったが、ついにフィナーレが訪れる。FW飯島がマンマークを振り切って放った渾身のシュートがGKに弾かれるが、これをFW榎本が蹴り込みついに先制点! 0-0の息の詰まるような緊張感から解放された観衆の大歓声が会場を包み込む。試合は1-0で前橋育英が勝利。ベンチ全員がピッチに雪崩れ込み、歓喜の大団円となった。

 マイクを向けられた前橋育英の山田耕介監督は「延長戦を覚悟していた」とコメント。「この1年間、生徒たちが…」と言いかけたところで、込み上げるものを抑えきれずに男泣き。昨年度の決勝戦での大敗から1年、ついに前橋育英が全国の頂点に立った。

第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦
第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦

記録

流通経済大柏
0-1
前橋育英
第96回全国高校サッカー選手権 決勝戦

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