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全国強豪校REPORT
鵬学園高校(石川県/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>鵬学園高校(石川県/私立)
文・写真/森田将義

わずか4年で急上昇。初の全国を目ざす能登の新興

インターハイ予選では、王者・星稜と接戦を演じるも…

強化からわずか4年。今年、30歳を迎えた青年監督、赤地信彦監督に率いられた石川県能登半島の新興・鵬学園高は、ベスト4まで進んだ昨年の選手権予選に続いて、インターハイ予選でも決勝まで進んだ。立ちはだかったのは、前年度の選手権王者・星稜高。長年、石川をけん引してきた巨頭にも一歩も引かず、前半を無失点で折り返したが、後半29分に失点を許し、頂点には届かず。赤地監督は、「惜しい止まりでしたね。冬の星稜はきっちり仕上げてくるので、夏の間に勝たなきゃいけなかった」と悔しさを滲ませた。

赤地監督が就任した初年度は地元の中学校でプレーしていた選手がほとんどで、部員数は3学年合わせても20名ほど。ごく普通のサッカー部で、県の一番下のカテゴリーである3部リーグに所属していた。赤地監督が選手の勧誘をしても、星稜や遊学館高といった県の上位勢に進む選手ばかり。それでも、翌年に鵬学園の門を叩いた主将のDF弥村光広と10番のFW弥村信幸の双子コンビを筆頭とした今の3年生の成長と共にチーム力をつけ、カテゴリーを上げると今年は県1部リーグで無敗優勝を達成した。

わずか4年で急上昇。初の全国を目ざす能登の新興-鵬学園高-

夏のリベンジに向け、選手たちの気合十分

チームが目指すのは、「サッカーを通じて、社会に通用する子どもを育てること」(赤地監督)。大学生まで石川でサッカー選手として過ごし、卒業後に一度は県外の企業に就職したものの、サッカーへの情熱を捨てきれず脱サラ。指導者の道を歩み始めた指揮官の「私生活全てがサッカーに繋がる」という信念の下、選手、チームともに一歩一歩、着実に階段を登ってきた。昨年は、選手権予選が始まる2日前に、赤地監督が脳梗塞で倒れ、緊急入院するアクシデントもあったが、着実に積み上げてきた努力が今年、花を咲かそうとしているのは確かだ。

「星稜が相手でも、思っていた以上に、自分たちのサッカーが出来た」。DF弥村信がそう口にしたように、インターハイ予選の決勝はあと一歩で涙を飲んだものの、成長への手応えを示すには十分な試合内容だったのは間違いない。「絶対に勝ってやるという気持ちが強い」と続けたように、選手権予選で夏のリベンジを果たし、初めて全国の舞台に立てるか注目だ。

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