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林健次(丸岡高校2年/FW)
モデルはG大阪内定のU-18代表FW
高いポテンシャルを秘めた“大きいだけじゃない”ストライカー

無断転載禁止 林健次(丸岡高校2年/FW)<br>モデルはG大阪内定のU-18代表FW<br>高いポテンシャルを秘めた“大きいだけじゃない”ストライカー
文・写真/森田将義

モデルはG大阪内定のU-18代表FW
高いポテンシャルを秘めた“大きいだけじゃない”ストライカー

昨年はCBとしてプレー。今夏に頭角を表した“無印良品”

延長後半終了間際に奪ったMF芹川大希の得点により、北陸高を1-0で下し、4年連続28回目の選手権出場を掴んだのが丸岡高。この日はノーゴールに終わったものの、前線で何度もチャンスに絡み、将来性の高さを見せたのが184cmの大型FW林健次だ。

これまで国体選抜の経歴も持たない無名の存在で、中学まではFWだったが昨年の選手権予選からはCBとしてプレーしていた。転機となったのは今年7月に行った大阪遠征。インターハイ出場を逃し、選手権に向けてリスタートを切るため、小阪康弘監督は適性を探るべく、さまざまな選手のコンバートを行った。その一環として、彼をFWに戻したところ、他のチームの監督から「凄く良い選手がいる」と絶賛され、本職に本格復帰するきっかけに。以降は、恵まれた体格を活かした迫力あるプレーで、前線の定位置を掴んだ。

単なる“大きいだけの選手”は少なくないが、彼の魅力は前線での動きの多さ。小阪監督がイメージするのは今年春に日本高校選抜のコーチとして、指導を行った大津高のFW一美和成(来季からG大阪入団内定)。U-18日本代表にも選ばれたストライカーと姿を重ねて、ゴール前に張り付くのではなく、裏への飛び出しなど「前線を動き回るプレー」を求め続けた。

林健次(丸岡高校2年/FW)

夏以降はほとんど休みなし。猛練習で動きが向上

入学当初は、「動きが鈍いから、どうしようかなと思っていた」(小阪監督)という足の遅さだったが、「インターハイ予選で負けてからは一日しか休まずに練習を続けてきた。他のチームの練習は見ていないけど、自分たちが一番、辛いことをしてきた自信がある」と猛練習を行ったことにより、動きの質が改善。指揮官から「受けるんじゃなく、一美みたいに相手DFの間をすり抜けろ。とにかく何度も“前に行け”」との指示を受けた北陸との決勝戦では、何度もスペースに飛び出し起点を作り、味方の攻め上がりを促がすと、ゴール前に再び飛び込み、積極的にシュートを狙った。

高さと動きを備えた選手が少ない日本人FWにとって、貴重な存在であることは間違いない。「まだ2年生だから来年、もうちょっと鍛えれば、もっと面白い存在になると思う」と指揮官が口にするように今後、本格的にブレークする可能性は十分だ。「自分は恵まれた体格を持っているので、活かすしかない。頑張れば、一美さんみたいにやれるのかなって思った」と口にするように、試合を重ねるごとに上昇志向も高まっている。初めて、全国にお披露目となる選手権で、インパクトのある活躍ができるか注目だ。

林健次(丸岡高校2年/FW)
Photo:Masanori Morita
林健次 KENJI HAYASHI 丸岡高校2年/FW
1998年4月10日生まれ、福井県出身。中学時代は地元の街クラブである「テクノFC」でプレー。個を伸ばすことを目標とするチームで、選手としての基礎を磨いた。丸岡高校に入学した昨年はFWからDFにコンバートされ、選手権のメンバー入り。立正大淞南高(島根)との2回戦でベンチに入ったものの、出場機会は訪れず。今年の選手権での全国デビューが期待される。

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