PICK UPピックアップ スペシャル

[第94回全国高校サッカー選手権大会]
1回戦 中京大中京vs初芝橋本 MATCH REPORT

無断転載禁止 [第94回全国高校サッカー選手権大会]<br>1回戦 中京大中京vs初芝橋本 MATCH REPORT
文・写真/森田将義

2015年12月31日 NACK5スタジアム大宮

中京大中京
[得点者]
前半30分 水口 豪
後半13分 井村 早良
後半15分 福山 大貴
後半27分 加藤 弘也
4-0
初芝橋本

現役時代、「Mr.グランパス」として名を知られたのが中京大中京を率いる岡山哲也監督。5年目を迎えた指揮官の下、初の日本一を目指すチームが4ゴールを奪い、幸先の良いスタートを切った。

ただ、スコアほど楽な試合ではなかった。12月上旬に県予選で貴重なゴールを連発した主将のMF石川大暉が左太もも裏の肉離れを起こし、戦列を離脱。治療の甲斐あり、コンディションを上げたものの大会直前に再発し、スタメンから外れた。「県予選から彼がこの大会にかける想いは普通の高校生以上のモノを感じた。プレーでも貢献してくれたし、チームになくてはならない存在だから、石川が出られない影響は非常に大きい」(岡山監督)との言葉通り、大黒柱の不在はチームにとって、大きな痛手。思うような攻撃が展開できず、序盤の流れは初芝橋本に傾いたのも無理はない。

初芝橋本は3人のボランチと4人のDFラインで固めた守備ブロックによってボールを奪うと、「うちのキーマン」と阪中義博監督が評するMF川中健太とFW山本遼人に素早く展開。二人の個人技からサイドを崩し、折り返しからFW平賀能捷がゴールを狙ったが、ゴールが奪えない。前半23分に左クロスから、平賀がヘディングで惜しい場面を作ったが、「いつも試合後に相手の監督が驚く」という172cmの守護神・岩本大輝の好セーブによって、枠から弾かれてしまう。

耐える時間が続いた中京大中京だったが、「うちは(相手の)受けるのが大好き。県予選の決勝もそうだけど、いつもスロースターター。相手に押し込まれながらも、少しずつ落ち着いてゲームをし出すことが多い。想定内の流れ」(岡山監督)。時計の針が進むと共に辻星哉、今枝晃祐のダブルボランチを起点としたボール回しで落ち着きを取り戻す。試合が動いたのは、31分。「うちのストロングポイント」(辻)というセットプレーから。「GKが触るか触れないかという所を狙った」辻のキックが狙い通り、ゴール前に入るとGK栗山聖のパンチングがPA中央に落下。すかさず、DF水口豪が反応し、左足ボレーで押し込んだ。

1点リードで迎えた後半は、守備が乱れた初芝橋本を押し込む展開に。自陣での粘り強いボール奪取から素早く攻撃に移行。間延びした相手の隙を効果的に攻略し、3得点。「結果的にいえば、出来すぎ」と岡山監督は口にしたが、今後の勝ち抜きにも期待できる試合内容だったのは間違いない。

私撰MOMFW本山遊大(中京大中京/1年)

「こんなに人がいる中で、試合をするのは初めて」ながらも物怖じせず、攻守両面で積極的に顔を出し、2アシスト。「最近、珍しい泥臭く頑張れる選手。常に動き続づけて、ボールに触り続けることができる」と岡山監督も高評価。

フォトギャラリー

CONTENTS新着記事一覧 Readmore

最新コンテンツをもっと見る

NEWS最新ニュース Readmore

最新ニュースをもっと見る