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[第94回全国高校サッカー選手権大会]
2回戦 明徳義塾vs正智深谷 MATCH REPORT

無断転載禁止 [第94回全国高校サッカー選手権大会]<br>2回戦 明徳義塾vs正智深谷 MATCH REPORT
文・写真/森田将義

2016年1月2日 浦和駒場スタジアム

明徳義塾
[得点者]
前半10分 岡崎 郁矢
1-0
正智深谷

「全国の初戦を戦う難しさを改めて知った」。試合後に正智深谷・小島時和監督がそう口にしたように序盤は緊張から両者、ボールが落ち着かず、目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続く。試合が動いたのは前半10分。ピッチ中央でボールを持ったDF舛田凱がエリア前方へロングボールを展開すると、右SBの岡崎郁矢がPA右外まで攻撃参加。右足トラップでのトラップから素早く左足に持ち替え、放った一撃がゴールに突き刺さり、明徳義塾が先制した。

1点を奪ってからの明徳義塾が「試合の入りは良かった。立ち上がりに一点獲れたのが大きかった」(MF禹滉允)と落ち着きを取り戻したのに対し、反撃に出たい正智深谷は同点ゴールを狙うあまり、縦に急ぐ攻撃に終始。本来のスタイルであるポゼッションではなく、ロングボールで相手DFの背後を狙ったが、明徳義塾の素早い攻守の切り替えとセカンドボールの回収によって、フィニッシュまで持ち込めない。

後半は、「押される場面が多く、守備に回る時間が長かった」(MF佐々木敦河)と明徳義塾が耐える時間が続く。正智深谷のMF小島遥を中心としたボール回しによって、サイドを突かれると共に後半17分にはGK六倉葵のキックを小島に奪われるなど高い位置からのプレスに苦戦。それでも、カウンターから攻撃に転じ、21分と23分にはFW竹内優太がシュートまで持ち込んだが追加点が奪えない。

緊迫した展開が続く中、25分には正智深谷に決定機が到来する。ゴール前での混戦から小島がシュートを狙ったが、六倉が辛うじて足でブロック。PAの外にこぼれたボールをMF小山開喜が再び、左足で狙ったが、明徳義塾の身体を張った守りに防がれ、同点ゴールにはならず。試合終盤に見せたパワープレーも実らず、1-0で明徳義塾が勝利をおさめた。

明徳義塾は今回、2年連続での出場。小松晃監督の初年度だった昨年は初戦敗退で終わったが、今年は選手権での1勝を目指し、春先から「素早い攻守の切り替え」をテーマに練習を続けてきた。夏のインターハイで早速、成果が表れ、16強入り。佐々木が「自分たちは全国で通用するんだと自信になった」ことも選手たちの背中を押し、「何も出来なかった」(佐々木)昨年の選手権から一変し、目標達成に繋げた。この日の戦いを見る限りでは、次の3回戦で夏の記録越えにも期待できそうだ。

私撰MOMDF舛田凱(明徳義塾/2年)

今年2月にFWからCBにコンバートされた選手だが、守備能力が高くこの日は1対1で負けなし。相手のロングボールに対しても、中学時代から同僚であるDF濵口俊介とGK六倉葵との連携で難なく対処した。

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