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名倉巧(國學院大久我山2年/MF)
選手権で得た課題と収穫を力に「また、この大きな舞台に帰ってきたい」

無断転載禁止 名倉巧(國學院大久我山2年/MF)<br>選手権で得た課題と収穫を力に「また、この大きな舞台に帰ってきたい」
文/森田将義

選手権で得た課題と収穫を力に
「また、この大きな舞台に帰ってきたい」

2年生ながら、エースナンバーを授かった技巧派MF

チームの最高記録であるベスト8という記録を塗り替え、決勝戦まで進んだものの、東福岡に0-5で敗れ、準優勝。試合後、MF名倉巧は「決勝という大きな舞台で情けない結果になってしまって、悔しい」と唇をかんだが、大会を機に一気に全国区の選手へと名乗り上げた一人であることは間違いない。

武器は正確なボールコントロールと的確な状況判断。「皆、技術が高くて、中学の時は中盤とか司令塔とかゲームを組み立てる選手ばかり」と評する久我山でトップ下を担うだけあり、センスの高さは技巧派揃いの中でも目を惹く。昨年、入学してすぐにAチームで出番を掴むと、2年目を迎えた昨季は久我山のエースナンバーである14番を託された。「今年は誰が14番をつけるんだろう?って皆がなっていた時に、先生から14番をもらった。凄く嬉しい気持ちはあったけど、『自分がもらっていいのかな?』とか、『14番に似合うプレーができるのかな?』って不安もあった」と当時を振り返る。

名倉巧(國學院大久我山2年/MF)

自らの立ち位置を知った選手権

「14番を背負う中で自覚や責任が芽生えたことが成長に繋がっている」。そう手応えを口にするものの、夏のインターハイは初戦敗退。加えて、普段、プレーするのは東京都1部リーグとあり全国のレベルでどこまで出来るかは未知数だった。選手権ではチームメイトとともに頂点を目指すだけでなく、「普段はTリーグにいるので、こういう強いチームと対戦する機会は少なく、自分のレベルが日本のトップレベルと比べて、自分がどうなのか試す場」だったという。

「前橋育英、青森山田、東福岡と対戦して、自分の実力がどれくらいなのか肌で知ることができたし、残り1年間、どのような事に取り組んで成長していくべきなのか分かった」。そう口にしたようにフリーで前を向けた時は、ピンポイントで繰り出すスルーパスやドリブルで見せ場を作ることができたのは確か。一方で、「フィジカルの強い相手には球際で負けちゃったり。マークされた時に自分がどうするか。他の人を利用するプレーを学習していかないといけない」と全国基準を目の当たりにし、足りないモノを改めて知ることができたことも決して小さくない気付きと言える。

中でも改めて痛感することができたのは得点の重要性。決勝戦を終えた彼は「サッカーはゴールを獲らないといけないスポーツ。久我山らしいプレーもあったかもしれないけど、得点に繋がらなかったので良いプレーではない。結果に拘っていかないと良いチームにはなれない。先輩たちと一緒に日本一を目指してきたけど、目標には届かなかった。また、この大きな舞台に帰ってこられるように一年間、頑張っていきたい」と口にした。選手権で得た収穫と課題をこの一年で自分のモノへと変えることができれば、選手権で目にする景色も変わってくるに違いない。

名倉巧(國學院大久我山2年/MF)
Photo:Masanori Morita
名倉巧 TAKUMI NAGURA 國學院大久我山高校2/MF
1998年6月3日生まれ 東京都出身 中学時代はFC東京U-15深川でプレー。FC東京U-18への昇格を希望したが昇格できず。進路を悩んだ際に目にした久我山のサッカーに憧れ、入学を決意した。入学後は早い時期から出場機会を掴み、2014年の選手権で3試合に出場。昨年度は準優勝の立役者となった。

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