PICK UPピックアップ footies!' eye player

舛田凱(明徳義塾高校2年/DF)
武器はフィジカルとキック 四国で存在感を放つCB

無断転載禁止 舛田凱(明徳義塾高校2年/DF)<br>武器はフィジカルとキック 四国で存在感を放つCB
文・写真/森田将義

武器はフィジカルとキック
四国で存在感を放つCB

守備は苦手ながらも、存在感は抜群

「守備は正直、おもしろくない。でも、守るってことでチームに貢献できればそれで良いかなって」。そうきっぱり言い切るのは明徳義塾高校のDF舛田凱(2年)。「ヘディングは嫌いなんで、あまり競りたくない。でも、CBなんで競らざるをえない感じです」と苦笑いするなど、思ったことを素直にこぼす話しぶりだけでなく、プレーからも存在感を感じさせる四国屈指のCBだ。

国体選抜でプレーすることはあったものの、中学まではずっとFWで、CBに移ったのは昨年の2月から。練習でCBが不在となったことと「FWとしては運動量がなかったから」(小松晃監督)という理由により、練習CBに入ったところ、「好きなロングボールが蹴れるので楽しかった」。そのままプレーを続け気が付けば最終ラインが定位置に。「アドレナリンのおかげ」で左右両足から繰り出す正確なロングキックは、今では明徳義塾の貴重な攻撃手段となっている。正智深谷高校(埼玉)と対峙した昨年度の選手権2回戦では、開始すぐにセンターサークル付近からロングボールを右前方へピンポイントで通し、先制点をお膳立てするなど、8強入りに大きく貢献した。

舛田凱(明徳義塾高校2年/DF)

週に1万回もの腕立てで鍛えた上半身

もちろん、ロングキックだけでは試合には出られない。上記のようにおもしろくないと口にしながらも、「これまでFWをやってきたから、相手がどういう動きをするのかだいたい分かる」と1対1には自信を見せる。「上だけ鍛えすぎたかなって思う(笑)。中学3年の時に左足の甲を疲労骨折して、1か月くらいサッカーができなかった。することがなかったから腕立てをしていたら、楽しくなって。コーチから漫才コンビ『品川庄司』の庄司智春が週に1万回、腕立てをやっていると聞いたので、僕も同じ回数だけ腕立てをした」。そう話す屈強な上半身は人並み以上で、対峙する選手にとっては脅威だ。また、附属中学からプレーを共にするCB濱口俊介、GK六倉葵と常に声を掛け、連携を密にするチャレンジ&カバーも良好。3人揃って、チームに残る今年はより強固な守りが期待できそうだ。

「相手がスピードに乗った時の対応や駆け引きを学んで欲しい。試合の時はやってくれるけど、普段は手を抜く(笑)」と小松監督が苦笑いするように、ムラの多さが難点ではあるが、可能性を秘めた選手であることは確か。「上に行けば上に行くほど空中戦はだんだんと強くなる」と選手権時にそう口にしていたように、苦手を克服しなければならないことも分かっている。「身体を張るプレーでいえば、コンパニ(マンチェスター・C)。小柄だけど、競るタイミングが上手いので、バルセロナのマスチェラーノも好き」という憧れの2人に近づけるかは、高校生活のラストイヤーにかかっている。

舛田凱(明徳義塾高校2年/DF)
Photo:Masanori Morita
舛田凱 MASUDA GAI 明徳義塾高校2年/DF
1998年4月14日生まれ 178cm/75kg 高知県出身
明徳義塾中学時代から高校1年目まではFWとしてプレー。国体のメンバー入りと、選手権でのベンチ入りを果たした。2年目の昨年はCBにコンバート。強靭なフィジカルと左右両足から繰り出す正確なキックを武器に定位置を掴み、全国総体16強入りと選手権8強入りに貢献した。

CONTENTS新着記事一覧 Readmore

最新コンテンツをもっと見る

NEWS最新ニュース Readmore

最新ニュースをもっと見る