PICK UPピックアップ footies!' eye player

和田広矢(和歌山北高校3年/MF)
目指すはプロ入りのみ ゴールに突き進む突貫系ドリブラー

無断転載禁止 和田広矢(和歌山北高校3年/MF)<br>目指すはプロ入りのみ ゴールに突き進む突貫系ドリブラー
文・写真/森田将義

目指すはプロ入りのみ
ゴールに突き進む突貫系ドリブラー

スピード溢れる突破は関西でも有数

これまで目立った経歴は関西選抜くらいで、全国的な知名度は決して高くない。だが、野性味あふれる突破はタレントが多い関西でも有数。今後、大化けする可能性を秘めているのが、和歌山北高校のMF和田広矢(3年)だ。

持ち味は、「自分が思うようにプレーをできれば、簡単に奪われない」と胸を張るように緩急をつけたドリブル。ゆったりとしたボール扱いから、一気に加速し、ゴールに突き進む姿は“突貫小僧”という表現が良く似合う。ただ速いだけでなく、ボディバランスにも優れており、一度体勢が崩れても簡単には倒れず、決定機まで持ち込める点も魅力の一つだ。昨年はインターハイに出場して、初めて全国の舞台を味わったほか、10月に行われた和歌山国体ではキャプテンとして、チームを牽引し、3位入賞の立役者にもなった。「多くの人に見てもらえて、良い機会になったと思う」と口にするように、確かな手応えを掴むには十分な一年だったと言える。

最終学年を迎えた今年は、「大学でやることは考えていません。高校でプロ入りを決めたいので今年は結果を残さないといけないし、点を獲れる選手にならないとプロでは通用しない」と進路をプロ入り一本に絞って、勝負に挑んでいる。チームとしては2部リーグを戦った2013年以来となるプリンスリーグ関西に参戦。和田自身は怪我によって、出足が遅れたが第4節の大阪桐蔭高戦で復帰を果たすと、後半途中からの出場ながらも持ち味を発揮し、チーム唯一の得点をアシストした。4試合を終えて、未だに未勝利と苦しむチームが上昇できるかは、彼の活躍にかかっていると言っても過言ではない。

和田広矢(和歌山北高校3年/MF)

「ボールを奪われない」選手への成長を誓う

明確な長所を持つ一方で、課題と言えるのが、試合を通してのプレーの波だ。昨年は、乗った時のプレーは相手の手に負えない程の切れ味を見せる一方で、新人戦、インターハイに続く県3冠を目指した選手権予選では、「後半は一回も相手に止められないくらいドリブルが通用したけど、前半は相手の様子を探っているうちにボールを奪われてしまっていた」と持ち味が出せずにベスト8で涙を飲んだ。

目標とするプロ入りを果たすためには今よりも一皮も二皮も剥けなければならない。ブレークスルーを狙う今年のテーマは、「ボールを奪われない」こと。昨年は先輩たちのサポートがあったおかげで、ボールを持てば高い位置で仕掛けて少々リスクがあっても相手と勝負ができ、奪われても周囲が守りでカバーをしてくれた。強引な突破が彼の売りでもある一方、不用意なボールロストがピンチを招く場面があった。ただ、エースと主将の重責を背負う今年はそうはいかない。状況に応じては、自らが下がって組み立てに関与する機会も増える。「パスかドリブルか分からない選手になってくれば、相手にとって怖い選手になると思う」と突破だけでない選手への変貌を誓う。

和田広矢(和歌山北高校3年/MF))
Photo:Masayoshi Morita
和田広矢 WADA KOYA 和歌山北高校3年/MF
1999年3月4日生まれ 163cm、53kg 和歌山県出身。
中学時代は伊都FCエクセルクォーレに所属。和歌山北高校に進学してからは一年時から選手権予選のメンバー入りを果たすなどスピード溢れるドリブル突破が高く評価されてきた。二年生となった昨年は主力に定着。インターハイ出場に貢献した他、地元・和歌山で開催された国体では主将として3位入賞に貢献した。

CONTENTS新着記事一覧 Readmore

最新コンテンツをもっと見る

NEWS最新ニュース Readmore

最新ニュースをもっと見る