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SPECIAL TALK 澁谷雅也×名倉 巧(國學院久我山高校)

無断転載禁止 SPECIAL TALK 澁谷雅也×名倉 巧(國學院久我山高校)
インタビュー・文・写真/池田敏明

俺たちの過去、現在、未来

冬の選手権で國學院久我山を決勝に導いた澁谷雅也と名倉巧。幼なじみコンビが、お互いの過去と現在、そして未来を語った。

澁谷雅也
澁谷雅也(3年/FW)

1998年5月4日生まれ。小柄だがポストプレーも難なくこなし、巧みな動き出しで相手のマークを引きはがしてゴールを奪うエースストライカー。

名倉 巧
名倉 巧(3年/MF)

1998年6月3日生まれ。トップ下の位置から変幻自在の動きで攻撃をコントロール。16年度は主将を務める。

雅也がいるだけで雰囲気が良くなる―名倉

―まず、最初にお互いの存在を知ったのがいつ頃だったのかを教えてください。

名倉 「小学4年生ぐらいの時です。地域が一緒だったので、地区のトレセンで一緒になりました。選抜チームにも選ばれて、いろいろな大会に出ました」

―その時の印象は?

名倉 「雅也は身長が高くて、うまかったです」

澁谷 「名倉はテクニックも高くて決定力があって、すごい選手だなと思いました」

―今は印象は変わりましたか?

澁谷 「プレースタイルはあまり変わっていないよね。テクニックがあって、シュートも本当にうまい」

名倉 「雅也はすばしこくて昔からドリブルが上手だったので、そこは変わらないと思うんだけど、高校に入った時に俺より身長が低かったので『あれ?』って思った(笑)」

澁谷 「名倉だって俺とそんなに変わらないでしょ(笑)」

―高校進学に際して、國學院久我山を選んだ理由は?

名倉 「僕はFC東京U-15深川にいたんですが、U-18に上がれなくて、高校はどこにしようかと悩んでいた時に、夏彦君(渡辺夏彦、現・慶応義塾大)や富樫君(富樫佑太、現・FC琉球)のプレーを見て、自分もこういうサッカーをしたいと思って入りました」

澁谷 「僕はジェファFCにいたんですが、中学の3年間、いつも久我山の応援に行っていたんです。夏彦君たちの時もそうなんですけど、その前の右高くん(右高静真、中央大学卒)の時も本当にいいサッカーをしていたので、自分も久我山のユニフォームを着て西が丘のピッチに立ちたいとずっと思っていました」

―まさか再会することになるとは、という感じだったのでは

名倉 「高校進学の時に、雅也が久我山に行くという話を人づてに聞いたので、連絡を取って『一緒に頑張ろうな』って言いました」

―國學院久我山で再びチームメートとなり、今はお互いどんな存在ですか?

澁谷 「名倉は自分に決定的なパスを何本も送ってくれるので、感謝しています。名倉からのパスはしっかり決めないといけないな、と思っています」

名倉 「ちゃんと決めてほしい(笑)。雅也は久我山のストライカーなので、誰よりもたくさんゴールを決めてもらいたいです。雅也が決めれば雰囲気が良くなりますし」

―プレー以外の面は?

名倉 「雅也はけっこう盛り上げてくれるというか、いるだけで盛り上がって雰囲気が良くなります」

澁谷 「名倉は、誰とでも仲良く接するんで、ナオくん(前キャプテンの宮原直央、学習院大に進学)とは単純に比較できないですけどいいキャプテンだと思います」

―澁谷選手は、もしかしてイジられキャラ?

澁谷 「はい。やばいっす(笑)」

名倉 「声を出して盛り上げるタイプじゃなく、いるだけでイジられるんだよね。後輩からもやられるし」

澁谷 「やられる。最近ちょっとナメてる(笑)。特に前からトップチームにいたやつら(笑)」

名倉 「でも、それで雰囲気が良くなるからね」

―学校では同じクラスだそうですね。

澁谷 「クラスでもよく話します。サッカー部員同士で一緒にいることが多いんですが、名倉は誰とでも仲がいいんで、みんな名倉のことは信頼していると思います」

名倉 「雅也はクラスでも同じですね。いるだけで盛り上がるし、他の部活の子たちとも仲がいいんで、クラスでも大事な存在です」

―オフの日に一緒に遊びに行くことは?

名倉 「小学生の頃は遊んだことはなかったですけど、久我山に入ってからは一緒に遊ぶこともあります」

澁谷 「お台場に行ったよね」

名倉 「そう。ジョイポリスに行った。あと、1年生の時からずっとトップチームで一緒なので、試合に行く時などは一緒に行動することが多いですね」

―二人で一緒にいると、ファンの方に気づかれることもあるのでは?

名倉 「冬の選手権が終わった後に、自分が1年だった時のキャプテンの内藤君(内藤健太、現・中央大)や花房君(花房稔、現・国士舘大)に焼肉に連れて行ってもらったんですけど、その時に『写真撮ってください』と言われました。あと、選手権後は試合の応援に来てくれる女子が増えましたね」

自分のゴールでチームの役に立ちたい―澁谷

―背番号は澁谷選手が10番、名倉選手は14番を着けています。

澁谷 「10番は偉大な先輩が着けてきた番号なので、まずはその名に恥じないようなプレーをしなければいけないし、10番を着けた先輩たちはずっと結果を出してきたので、自分もしっかり結果を出したい。プレッシャーもありますが、はねのけてプレーしたいです」

名倉 「去年から14番を着けさせてもらっているのですが、久我山でもすごく大事な番号だというのを知っていたので、もらった時はすごく不安だったというか、強い責任を感じました。でも、14番に対する自覚が出た時に自分のプレーが良くなったので、14番を着けたことで成長できたと思っています。この番号に誇りを持ってこれからも頑張っていきたいです」

―清水恭孝監督はどんな人ですか?

名倉 「サッカーに対する情熱を誰よりも強く持っていて、自分たちが怠けているとしっかり怒ってくれるし、壁にぶつかった時にアドバイスしてくれる。選手のこと、久我山サッカー部のことを考えてくれる監督ですね」

澁谷 「自分は中学時代からずっと指導していただいていて、久我山に入れたのも清水さんのおかげだと思うので、感謝しかないです。選手権の時も、東京都大会で結果を出せなかったのに使い続けていただいたので、この1年間は清水さんへの恩返しができるように、しっかりやっていきたいです」

―國學院久我山は進学校としても知られています。3年生になり、進路についても考え始めなければならないと思いますが。

名倉 「選手としての目標はプロになって活躍することなんですが、今のままプロになるのは難しいと思うので、大学に行ってしっかり土台を作りたいですね。もっとすごい選手になってからプロに行きたいので、進路については悩んでいます。まだどこに行くかは決めていなくて、これからいろいろな大学を見に行って決めたいと思っています」

澁谷 「高卒でプロになれるならなりたいですが、今のままでは足りないと思うので、大学に行ってフィジカルや技術を鍛えて、大学卒業後に改めてプロにチャレンジしたいです」

―高校生活最後の1年間、自分をどのように成長させたいですか?

名倉 「今年はキャプテンやらせてもらうので、みんなを引っ張るのが自分の課題だと思っています。そこを今年1年しっかりやって、自分の成長に繋げられるように責任を持ってキャプテンを務め、ゴールやアシストでチームを引っ張っていきたいです」

澁谷 「1年間ケガをしないようにもう一度、体を作り直して、苦しい時には自分がゴールやアシストを決めてチームの役に立てるように、良い影響が与えられるようになりたいです」

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