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全国強豪校REPORT2016
市立船橋高校「鍛え抜かれた常勝軍団」

無断転載禁止 全国強豪校REPORT2016<br>市立船橋高校「鍛え抜かれた常勝軍団」
取材・文・写真/池田敏明

鍛え抜かれた常勝軍団

KEYWORD 01公立校離れした環境

普段は船橋市内にある法典公園(グラスポ)の人工芝球技場を借りて練習に励んでいる。部員数は90名程度と強豪校の割にはさほど多くはなく、球技場全面を使って練習できる上に、クラブハウス内の更衣室やミーティングルームも使用できるなど、公立高校としては恵まれた環境を誇っている。

市立船橋高校
左:人工芝の球技場全面を使って練習に励む 右:更衣室付近には、各選手が目標を書き込んだホワイトボードも

KEYWORD 02柔軟性・適応性・多様性

朝岡隆蔵監督が掲げるコンセプトがこの3つ。目指しているのは「何でもできるチーム」であり、「こういうサッカーをするといった凝り固まった考え方はせず、守備もできるし攻撃もできる、ポゼッションもできるしカウンターもできる」スタイルだ。そのために重視しているのが球際・運動量・切り替えの3つで、これらを重視する姿勢が「市船らしさ」を作り出している。

KEYWORD 03努力とチャンス

部内にはA、B1、B2と 3つのチームがあり、選手の入れ替えは週に1回のペースで行われる。「成長した選手、結果を出した選手は上げるし、妥協している人間、くすぶっている人間は上げない。正当な評価の中で総合力が高い布陣になるようにしています」と朝岡監督は語る。

原 輝綺
原 輝綺(3年/DF)

「全国大会で優勝するためにも、高校生の中で一番のCBになりたい。攻撃にもかかわれるようになりたいんですが、ロングキックや一対一の技術を上げるために、自主練もやっています」

KEYWORD 04知性派の闘将

朝岡監督
熱さの中に知性も秘めた朝岡監督

グラウンドに出る前には綿密なミーティングを行い、練習では実際の試合を想定したプレスのかけ方やタイミングを丁寧に指導。プレ ーが切れるたびに選手たちを叱咤し、心身ともに鍛え上げていくのが朝岡監督の指導法だ。「男としての勝負にこだわっている。悪いプレーに対しては厳しい指摘をするし、火をつけるために嫌なことも言う。『何くそ』という反骨心を引き出すための駆け引きをしています」と朝岡監督。一方で、ミーティングでは気の利いたコメントで笑いを取ることもあるという。

松尾勇佑
松尾勇佑(1年/FW)

「練習になると人が変わって、正直、怖いです。でも、言っていただいたことに納得できるので、すごい指導者だな、と思います」

杉山弾斗
杉山弾斗(2年/DF)

「真面目な方ですけど、笑わせ方にも知性を感じる。面白いコメントを突然入れたり、ミーティングで選手をイジったりして笑わせてくれます」

原 輝綺(3年/DF)

「監督は負けず嫌いな人ですね。戦わない選手、気持ちが見えない選手が嫌い。逃げるのが一番嫌いで、熱い。でも、知的な一面もあります」

KEYWORD 05走りのトレーニング

走りのトレーニング

市船と言えば、かつては過酷な走りのトレーニングをしていたことで知られている。現在は「厳しい要求はするけど、馬鹿みたいに走らせることはない」と朝岡監督。「フィジカルトレ ーナーをつけて、科学的な視点の中でトレーニングをしています。今はとにかくサッカーをしていますよ。理不尽な走り込みをしているイメージは、そろそろ払拭してください(笑)」

市船
強度の高いトレーニングで、サッカーをしながらフィジカルを鍛える

主なOB

野口幸司(ベルマーレ平塚など)/北嶋秀朗(柏レイソルなど)/小川佳純(名古屋グランパス)/増嶋竜也(柏レイソル)

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