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全国強豪校REPORT2016
静岡学園高校「王国の技巧派集団」

無断転載禁止 全国強豪校REPORT2016<br>静岡学園高校「王国の技巧派集団」
取材・文/池田敏明
写真/金子 悟

王国の技巧派集団

KEYWORD 01ボールとともに

「練習の8割はボールを使ったトレーニング。他校がシュート練習をやる時間を、我々はボールタッチの練習に充てます」と川口修監督が語るとおり、リフティングやドリブルに始まり、一対一や二対二など、ボールに触れる機会の多い練習が大半を占める。「サッカーはすべてが瞬間のアドリブで成り立っています。形にはめることはしません」と川口監督。

静岡学園高校
リフティングや一対一など、ボールを使 ったトレーニングが多い

KEYWORD 02Rhythm Technique Intelligence

Rhythm Technique Intelligence

チームエンブレムに記されているこの言葉が、静岡学園のスタイルを端的に表している。「技術をどう使い、アイデアを出してどうや って相手を攻略するか。その姿勢は40年前から変わらない」と川口監督は語っているが、一方で「15年ぐらい前からは攻守の切り替え、守備意識も持つようになってきた。そこは進化している」とも。

KEYWORD 03仕上げの走り

練習の最後にほぼ毎日行うのが「仕上げの走り」と川口監督が呼ぶインターバル走。「自分が苦しい中で最後にどれだけやれるか。技術のある選手が最後に踏ん張るというところを身につけさせたい」というのが目的だが、最初の数本をドリブルで行うのが静学らしいところだ。

KEYWORD 04自転車移動

サッカー部が使用する「谷田グランド」は静岡市駿河区谷田の山間部にあり、学校所在地からは離れているため、選手たちは授業が終わったら自転車で移動する。部員の総数は170 名程度なので、全員が集結する時間帯にはピッチ脇に自転車が整然と並ぶこととなる。

自転車移動
サッカー部専用の谷田グランド。選手たちは学校から30分ほどかけて自転車移動する
若山修平
若山修平(3年/MF)

「僕は一旦、寮に帰って、そこから自転車で15分ぐらいかけて行きます。学校からだと30分ぐらいですね。行きは上り坂なので、けっこうしんどいです(笑)」

KEYWORD 05「らしさ」の中の意外性

プレーの面では選手たちの個性を重視しつつ、部内での規律や上下関係などもしっかりと重視しており、健全な競争組織が作られている。選手同士でプレーについて意見交換したり、ミニゲーム中に激しい言葉が飛び交うといった場面も多く見られ、川口監督の妥協なき姿勢が選手たちにも伝播している印象だ。

川口監督
「ストイック」と評される川口監督
橋本京一郎
橋本京一郎(3年/MF)

「上下関係は厳しいですね。中学時代はそうでもなかったので戸惑いました。監督はストイックで、サッカーに一途な方ですね」

坂西 望
坂西 望(3年/DF)

「練習は誰も適当にやっていない。毎日楽しく、厳しくやれています。カテゴリ ーがAからDまであるんですが、下のカテゴリーでも努力していれば上がるチャンスがある。監督たちはし っかり見てくれているので、腐らずやっていれば上がっていけます」

尾﨑駿大
尾﨑駿大(3年/DF)

「入部当初は先輩が怖かったですね。今年は選手同士で言い合うことも多いです。川口監督は選手たちのことをしっかり見てくれます」

主なOB

三浦泰年(カターレ富山監督)/南雄太(横浜FC)/小林祐三(横浜F・マリノス)/大島僚太(川崎フロンターレ)

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