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SPECIAL TALK 杉岡大暉×高 宇洋(市立船橋高校)

無断転載禁止 SPECIAL TALK 杉岡大暉×高 宇洋(市立船橋高校)
インタビュー・文・写真/池田敏明

盟友であり、良きライバル

ともにJクラブのアカデミー出身で、自らの成長を期して市船の門を叩いた杉岡大暉と高宇洋。名門の好守を担う2人は盟友として、ライバルとして、お互いを高め合っている。

杉岡大暉
杉岡大暉(3年/DF)

1998年9月8日生まれ。年代別にも名を連ねる左利きのセンターバックで、16年度はキャプテンとしてもチームをまとめる。

高 宇洋
高 宇洋(3年/MF)

1998年4月20日生まれ。元中国代表で、現在は遼寧宏運足球倶楽部の監督を務める高升を父に持つ。中盤2列目のポジションで抜群の攻撃センスを発揮し、ドリブルやスルーパスなどの多彩な動きでチャンスメークする。

ヤンは『王様だな』と思いました(笑)―杉岡

―まず、高校進学の際に市立船橋を選んだ理由を教えてください。

杉岡 「僕はFC東京U-15深川に所属していたんですが、U-18に昇格できず、高校を選ぶ時にいくつか選択肢があった中から、市船が高校サッカー界で一番、有名で、一番、強かったので選びました」

「僕は杉岡とは逆というか、川崎フロンターレU-15からU-18への昇格を蹴って高校サッカーを選びました。プレーヤーとしても人間としても成長したいと思い、そのために最適な場所は日本一に最も近い市船だと思ったのでここに来ました」

―2人ともJリーグクラブのアカデミー出身ということは、当時からお互いの存在を知っていたと思いますが。

杉岡 「そうですね。最初に会ったのは中学3年生の6月ぐらいのリーグ戦でした。両チームとも関東リーグ1部で……」

「試合をしたよね」

―その時の第一印象は?

杉岡 「ヤン(高の愛称)は『王様だな』と思いました(笑)」

「それは言うな……」

杉岡 「ものすごくオラオラ系だったんですよ(笑)。だから市船でチームメートになると知った時は、正直『ちょっとイヤだな』と思いました(笑)」

「マジかよ……(笑)。僕は杉岡に対しては『ヘディングが強い』という印象でした」

―チームメートになることが分かったのは、市船に入ってから?

「そうです」

杉岡 「僕は入る前に知っていました。ヤンは当時から有名なプレーヤーだったので、『あいつ来ちゃったよ』みたいな(笑)」

「ヒドいな~(笑)」

杉岡 「うまいんですけど、文句を言ったり、舌打ちしたりしていたイメージがあったんですよ。自分は下手だったので、『文句言われるのかな』みたいな」

「舌打ち……確かにしてたな(笑)」

杉岡 「でも、実際にチームメートになったらビックリしました」

「何が?」

杉岡 「プレースタイルも性格も、その時に見ていたのと全く違った。すごく気を遣っていたし、周囲を生かすようなスタイルだったので、そこは驚いたよ」

「杉岡は、第一印象とあまり変わらなかったかな。中学時代と変わらず、ヘディングが強かった。でも、優しそうな顔だったから話しかけやすかった」

―現在はチーム内でどのような存在ですか?

杉岡 「ヤンはチーム内で一番うまいですし、みんなからの信頼も、たぶん僕より厚い」

「いやいや」

杉岡 「僕は尊敬しています。年代別代表には僕が選ばれてしまうんですけど、そこからチームに戻って練習すると、やっぱりヤンのほうがうまい。僕より上だという意識があるので、いい刺激になっています」

「杉岡は性格的にみんなから愛されるキャラで、キャプテンでもあるので人をまとめるのも喋るのもうまい。プレーについても、僕のことを褒めてくれていますが、僕の中では市船の顔は杉岡だと思っています。ただ、杉岡だけが年代別代表や高校選抜に行くのはやっぱり悔しいし、刺激になります。身近な存在であり、ライバルでもあります」

―「愛される」とは?

「けっこうみんなからイジられるんですよ。思いっきりイジられるんで、ギスギスした感じがなくなる」

杉岡 「下級生からも冷やかされます」

「叩かれたりとかね(笑)」

杉岡 「特に気にしていないんですが、一線を越えたらちょっと『指導』しようかな、とは思っています(笑)」

自分の中では杉岡が一番、手ごわい相手―高

―学校では同じクラスということですが、クラス内ではどんな存在ですか?

「杉岡はめっちゃ頭いいんですよ。成績はクラストップの秀才です」

杉岡 「数学は得意ですね。全体的にそれなりの成績を取りたいと思っています。『赤点は取るな』と言われているんですが、意識的に努力していますね。ヤンはクラスでも部活の時と変わらないです。明るく、誰にでも話しかけて、他のクラスメートをイジっています」

―2人にとってのライバルと呼べる選手やチームはいますか?

杉岡 「岩崎悠人(京都橘FW)は僕たちの学年の『顔』みたいな感じで、自分はポジション的にマッチアップする可能性もあるので、意識というか負けたくない相手ですね。年代別代表で一緒だったので、特に負けたくない相手ですね」

「他のチームの選手はあまり意識していないです。自分の中では杉岡が一番、手ごわい相手なんで。チームで言うと、やっぱり東福岡には負けたくないと思っています」

―杉岡選手は、國學院久我山高校の名倉巧選手とFC東京U-15時代にチームメートでしたよね。名倉選手は「市船と対戦したら久我山が勝ちます」と言っていました。

杉岡 「そこは負けられない(笑)。東京のチームには負けられないですね。東京のチームに対するライバル意識はありますし、関東の中ではどこにも負けたくないですね」

―朝岡隆蔵監督はどんな方ですか?

杉岡 「一言で言うと『スゴい』。いろいろな人に『どんな人なの?』と聞かれるんですけど『スゴい』としか言いようがない。言うことが本当に正しいし、要求されたことができるようになればトッププレーヤーになれる。本当に尊敬しています」

「僕も尊敬しているますし、信頼しています。指導内容がすべて的確なので、本当にすごいと思います」

―2人で遊びに行くことはありますか?

「他のチームメートも交えて、6、7人ぐらいで行きますね」

杉岡 「ウチらの学年はみんなで遊ぶことが多いよね。お台場に行ったり、ラウンドワンのスポッチャで遊んだり。学校帰りにご飯を食べに行くこともよくあります」

―高校生活も残り1年間ですが、目標は?

杉岡 「プロに行って終わりじゃなく、最初から戦力として戦えるぐらいにならないと生き残れないので、プロのレベルを常に意識しながらやっていきたいです」

「監督からはよく『トップ・オブ・トップの選手になれ』と言われるんですけど、そうなるためにも日々の練習や試合で、質にこだわってやっていきたいです」

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