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新井光(市立長野高校2年/FW)
突如、表れた高校サッカーの主役候補
初めて全国に挑む新興に勝利をもたらせるか

無断転載禁止 新井光(市立長野高校2年/FW)<br> 突如、表れた高校サッカーの主役候補<br>初めて全国に挑む新興に勝利をもたらせるか
文・写真/森田将義

突如、表れた高校サッカーの主役候補
初めて全国に挑む新興に勝利をもたらせるか

世代別代表常連の実力者が今春から高校サッカーに

憧れの選手は日本代表の10番・香川真司。「いっぱいボールに触って、点を獲ること」と自身を評するようにスピードに乗ったドリブルからのシュートが武器だが、独りよがりなプレーは少なく、周囲を使うべき所ではパスも有効活用できる。センスの高さは県外にも知られており、J3「AC長野パルセイロ」のアカデミーに入った中学からはJFAエリートプログラムに選出され、年代別の代表にもコンスタントに選ばれてきた。高校に上がる際には関東の強豪Jユースからも誘いがあったが、「パルセイロでお世話になったし、スタッフから話を聞いて、長野に残ってプロを目指したいと思った」と県内でのプレーを選び、市立長野高校に進学した。

ただ、初年度にプレーしたのは前年度にできたばかりの長野U-18。2014年度に結んだ市立長野とパルセイロの提携は他では見られない形の協力関係で、市立長野に入学した選手はどちらでプレーをするか選べるというシステム。「どっちにいても、パルセイロは見ていてくれる。皆が市立に行くし、市立なら結果も残せて全国に行けると思った」と他のチームメイトと同様に、今年3月からは市立長野へとプレーの場を移した。

新井光(市立長野高校2年/FW)

神出鬼没な動きで、市立長野初の全国行きに貢献

移籍と同時にポジションも変わった。これまで主戦場はトップ下だったが、移籍してからは「よりゴールに近い位置で」とFWにポジションを移して、持ち味と話すドリブルからのシュートで攻撃を牽引している。特徴的なのは「立ち位置」。中学、高校ともに同じチームでプレーするFW宮嵜優、山中麗央と3トップを組み、スタート位置こそ中央にそびえるが、「チームとしての約束事はあるけど、前3枚は自由に動きながら流動的に動いている」と相手の状況に応じて、ポジションを臨機応変に変えていく。時には組み立てのために中盤に下がったかと思えば、サイドに開いて、チャンスメークも行う。神出鬼没とも言える彼の動きとプレーは市立長野が見せる攻撃の色そのものだ。

今回のインターハイ予選では、初戦の小諸高校戦から準決勝の創造学園高校戦まで毎試合で、得点を記録。決勝の東京都市大学塩尻高校戦では無得点に終わり、「チームが勝てたのは嬉しいけど、個人的には点が獲れなかったのでちょっと悔しい」と口にしたが、先輩のFW宮嵜優が「やっぱり光は上手い。代表とかの経験を積んでいるだけあるなって思うし、なんだかんだ光に頼っている部分は大きい。今日も光が中でボールを受けて前に運んでくれなかったらゲームが作れてなかったと思う」と口にするように初出場の立役者が彼であったことは紛れもない事実だ。

高校サッカーに持ち場を移しても、将来の夢は変わらない。「スタジアムも凄く綺麗なので、こういう場所でプレーしてみたいと思う。将来、パルセイロでプロになれたら嬉しい」。憧れに近づくために高校生活初となる全国の舞台で経験を積み、アピールに励むつもりだ。

新井光(市立長野高校2年/FW)
Photo:Masayoshi Morita
新井光 ARAI HIKARU 市立長野高校2年/MF
1999年4月14日生まれ 174cm/58kg 長野県出身。
中学1年から高校1年までAC長野パルセイロのアカデミーに所属し、JFAエリートプログラムや世代別代表を経験。今年3月からパルセイロと提携を結ぶ市立長野高校へ籍を移すと、6月に行われたインターハイ予選では早くも攻撃の要としてチームを引っ張り、全国初出場に貢献した。

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