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全国強豪校REPORT
秋田商業高校(秋田県/公立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>秋田商業高校(秋田県/公立)
文・写真/森田将義

今年は「ありえない勝ち方をする不思議なチーム」
全国制覇を掴んだ地で、強豪撃破を狙う

サッカーに対する気持ちや仲間同士の繋がりは例年以上

選手権出場回数41回は全国最多。過去には2度の選手権優勝も記録している古豪だが、近年は初戦敗退が続き、夏冬ともに全国出場を果たした昨年も初戦の壁を超えることができなかった。久しぶりに全国での勝利を目指す今年のインターハイでも、初戦で当たるのは優勝候補筆頭との声も多い市立船橋高(千葉)。厳しい戦いが待ち受けるのは確かだが、今年の代は「ありえない勝ち方をする不思議なチーム」(小林克監督)であるため、番狂わせが起きても不思議ではない。

技術面で見れば、「上手いか下手で考えると、下手なチーム」と小林克監督はきっぱりと言い切るように今年のチームは決して華やかではない。特に主将のMF山本隼(現・産業能率大)、菅原隆晃(現・仙台大)の2枚看板を擁した昨年と比べ中盤での構成力は見劣りするが、その分、「下手なんだけど、サッカーに対する気持ちや仲間同士の繋がりは凄くあって、頑張れる子たち。ミスしても皆で補っていこうという感じがある」(小林監督)と補うだけのプラスアルファを備えている。らしさが顕著に表れるのが、走りのトレーニング。足腰を鍛えるため、学校近くにある砂浜を定期的に走る際も、上級生が下級生を引っ張って盛り上がりながら、辛い練習でも良好な雰囲気を保ち、力を蓄えてきた。

秋田県,秋田商高校

最後まで諦めない戦いで予選を突破。全国でも勝利なるか

インターハイ予選も頑張りを全面に押し出し、奇跡的な勝ち上がりを続けてきた。昨年の選手権が終わってから、徹底してきた堅守を武器に粘り強い戦いを披露。2戦目の西目高戦では、「ビッグチャンスで言えば、相手の方が多かったけど、最後まで諦めずプレッシャーをかけ続けたことで相手が外してくれたように見えた」(小林監督)と何度もピンチを凌いで、1-0で勝利。続いて行われた本荘高との準決勝も決定機はゼロに等しい劣勢を強いられたが、相手のミスを逃さず2得点を奪い、2-0で勝利した。全国行きがかかった秋田南高との大一番では立ち上がりに失点したものの、後半残り3分で追いつき、延長戦で逆転勝利。「最後まで気持ちが切れなかった」と小林監督が振り返ったように粘り強い戦いで、何度も勝利を強引に手繰り寄せてきたという。

奇しくも、同じ広島で行われた48年前のインターハイで頂点に立っており、チームにとって思い入れが深い地で再び結果を残そうという想いは強い。「全国大会ではどこと当たっても同じというか、どこも自分たちよりも強いチームばかり。やるしかない」と主将のMF駒野谷海人が意気込むように、全国でも粘り強い戦いによって、勝利を狙っていく。

秋田県,秋田商高校

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