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全国強豪校REPORT
仙台育英高校(宮城県/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>仙台育英高校(宮城県/私立)
文・写真/森田将義

チャレンジ精神に富んだ東北の強豪
全国基準へのレベルアップで全国に挑む

特徴は攻守両面で見せるアグレッシブな姿勢

「できるだけ前で挑戦しろと選手たちには話している」。城福敬監督がそう明かすように、仙台育英高のサッカーは明確だ。自陣でのボール回しに時間を使うのではなく、奪ってからはスピーディーにパスを繋ぎ相手陣内に攻め込む。前線にボールが入ると、選手たちがパスコースや進路を見つけながらも相手ゴールに果敢にチャレンジしていく。守備も「できるだけ高い位置で、奪おう。前からガンガン奪いに行くのがコンセプト」(DF三浦健太)。攻守ともにチャレンジ精神にあふれたスタイルは見ていて爽快だ。

特に、「平均値では言えば高くはない。ポゼッション能力はないけど、しっかり守れるCBと前に速い選手がいるのが特徴」(城福監督)という今年はよりスタイルが鮮明で、守備は三浦と中川宗一郎のCBコンビ。攻撃は躍動感溢れる突破が持ち味のFW稲本光輝とキープ力の高いFW伊藤大の2トップと特徴のある選手を要所に配置し、堅守速攻を体現する。前線に頼った疾風迅雷のアタックだけでなく、MF村山聡太とDF石川巧実による右からの崩しやプレーメーカーであるMF森智弘からのパスなど各々の個性を活かした戦いができるのも強みだ。

宮城県,仙台育英高校

2度の遠征で、全国に照準を合わす

県や東北で着実に結果を残しているが、「チームとしても個人としても、弱いなって感じてしまう」と三浦が口にするように、全国に出ると思うように結果が残せないという悩みもある。城福監督が東北と全国の違いとして上げるのは球際の強さとハードワークの部分。1対1で相手にきつく当たられても動じないだけの技術、ハードワークを1試合通じて続けられない弱さを県外のチームと対戦する度に痛感するという。特に普段よりも、試合時間が短い35分ハーフの戦いとなるインターハイでは、「“ここで守り切るぞ”という守備ができないと簡単に失点しまう」(城福監督)と結果に直結する。県総体で発揮できた2つの課題をいかに解消できるかが全国での鍵となる。

ただ手をこまねいているわけではなく、7月に入ってからは2度の遠征を実施。インターハイ出場校と対戦することで、「肌で感じるしかない。1日目がガツンとやられて、2日目に慣れてくる。3日目には対等にやれて、4日目には互角以上の戦いができる。彼らはそういう環境にいると、できるようになる」(城福監督)。プレーのスタンダードを東北基準から全国基準に引き上げ、広島の地での躍進を狙う。

宮城県,仙台育英高校

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