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渡井理己(静岡学園高校2年/MF)
技巧派集団の中でも際立つセンスの高さ
初の全国でも輝きを放てるか

無断転載禁止 渡井理己(静岡学園高校2年/MF)<br>技巧派集団の中でも際立つセンスの高さ<br>初の全国でも輝きを放てるか
文・写真/森田将義

技巧派集団の中でも際立つセンスの高さ
初の全国でも輝きを放てるか

川口監督も一目置く期待の存在

リオ・オリンピックに挑むU-23日本代表の司令塔MF大島僚太などこれまで幾多の技巧派を輩出してきた静岡学園高校の中でも、キラリと光るセンスは屈指。川口修監督が「やらしいパスが出せるし、ドリブルでボールも運べる。サッカーセンスはかなり高い」と高く評価するのがMF渡井理己(2年)だ。

中学時代は、ドリブル指導に定評のある静岡県の街クラブ「リベルタージ」でプレーし、テクニックに磨きをかけた。卒業次に、次なる行き先として選んだのはDF吉田豊(現・サガン鳥栖)など多くのOBがこれまでに進んだ静岡学園。「ドリブルを活かせるチームに入りたいって思っていたので、高校はシズガクしか考えていなかった」と振り返る。

「狭いエリアでボールを獲られなかったり、交わしてからのスルーパスは他の人よりも自信がある」。そう自信を見せるように、他よりも優れた技術力を初年度から見せつけたものの、全国屈指の名門校。足技に自信がある選手は一人だけではない。「人数が多いチームで試合に出続けるのは大変なので、常に自分の一番、良い物を出し続けることが大事になってくる。そのために準備を常にしっかりするようにしている」と口にするように、サバイバルに勝ち抜くために常に100%の力を出そうと、試合前のコンディション作りにも注力し続けた。

渡井理己(静岡学園高校2年/MF)

日の丸経験を更なる成長の糧に

転機が訪れたのは昨年8月。これまで静岡県選抜に選ばれたこともない選手だったが、たまたま対戦チームの視察に訪れた協会関係者の目に留まり、U-16日本代表のメンバーにも選ばれた。広島で行われた国際大会に参加し、広島県選抜、ポーランド代表、ウズベキスタン代表と対戦。3試合ともに途中出場で終わったが、「海外の選手はデカくて、いつも突破できる場面でも足が出てきて、止められたりした。もっと改善しなければ、世界で戦えないと痛感した」。そこからはボールの置き場所はもちろん、ボールを失わないためによりトラップへの意識付けを高めたという。

Aチームのレギュラー争いにも絡み始めた今年は、本職のトップ下だけでなく、ボランチにも挑戦。「先輩たちがやってきたことをより良くするためにどうすれば良いかを常に考えている。自分の特徴を活かしながら流れを自分たちに持ってきたり、流れを変えたい」という意気込みをプレーで表現している。6月には、3年ぶりとなる全国総体への出場権獲得も貢献。今月中旬には2度目となる日本代表にも選ばれるなど、調子は上向きだ。自身にとって初めての全国では、「勝ち進めば準々決勝で東福岡と当たる。そこまでは絶対に勝ち進んで、絶対に勝ちたい」と2連覇中の王者との対戦を待ちわびている。広島の地で、ほとばしる才能を発揮できるか注目だ。

渡井理己(静岡学園高校2年/MF)
Photo:Masayoshi Morita
渡井理己 WATAI MASAKI 静岡学園高校2年/MF
1999年7月18日生まれ 165cm/58kg 静岡県出身
中学時代はリベルタージFCでプレー。高校1年次にはU-16日本代表に選出されたほか、関東・静岡の強豪の1年生が鎬を削る「Rookie League」で静岡学園の優秀選手に選ばれた。今年に入ってからはAチームに定着し、主力争いに参戦。インターハイではチームの主力として期待される。

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