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全国強豪校REPORT
日章学園高校(宮崎県/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>日章学園高校(宮崎県/私立)
文・写真/森田将義

全国で存在感を示す九州の雄
県4連覇の先を目指す戦いがスタート

今年はすでに県2冠を達成するも…

今季はすでに新人戦と県総体を制覇。全国総体でも、東海大付属高輪台高校(東京)と松山工業高校(愛媛)に勝利し、3回戦に進出。履正社高校(大阪)にPK戦で敗れたものの、16強入りという成績を残すなど九州の雄として存在感を示すのが、宮崎の日章学園高校だ。今年、残されたターゲットは冬の選手権のみ。主将を務めるFW岩切拳心は「選手権予選は4連覇がかかっている。自分たちはここまで県の2冠を達成しているので、もう一つ勝って3冠にしたい」と意気込む。

ただし、気持ちとは裏腹に夏休み以降は思うように結果がついてこない。8月に戦ったプリンスリーグ九州では1勝1分2敗と黒星が先行。「得点がまったく決められないし、守備も甘かったり、厳しさがない場面が目立つ。組織的な守備ができずに個人のプレーに頼ってしまっている」(岩切)と課題が露呈した。早稲田一男監督も「良い状態でないのは確か。攻めていて決定機が作れるけど、決められずに、カウンターでやられるゲームが多い。獲るべきところで獲っていれば勝てるのに獲れないし、逆に決定機ではない相手の攻撃で失点してしまう。攻守のバランスが悪くて、結果を出す上では最悪の状態」と認めた上で、「格になる3年生がしっかりしてほしい」とハッパをかける。

宮崎県,日章学園高校

1+1が3や4になるチームに

 成長を求めるのは上級生だけではない。今年はスタメンの半数以上を下級生が占める若いチーム。特にMF佐藤詩響とMF佐藤颯汰のダブルボランチを含めた中盤は大半が付属中学出身の下級生が占めている。1年生ながら定位置を掴んだMF河原淳を含め、確かな技術力を持つ選手が多く、乗った時には相手に脅威を与えるものの、まだ存在感を失う試合も数多く見られ、指揮官は「もっと攻守に渡って存在感を示してほしい」と檄を飛ばす。

選手権出場のカギとなるのは守備。負ければ即終わりのトーナメントを勝ち抜くためには、チーム全体としての守備意識はもちろん、個人としても1対1への意識を高める必要があると早稲田監督は指摘する。また、チームとしての更なる成熟も必要で、そのためには個人としての成長も欠かせない。「1+1が2にしかならいチームは良いチームではない。個がうまくまとまって1+1が3や4になるチームが一番良い。そのためには攻守両方で核になる選手が必要。攻撃の核となる選手にボールが行くことで攻撃が落ち着いて、他の選手が動き出したり、良い連動ができる」(早稲田監督)。昨年度の選手権は初戦で富山第一高校(富山)に敗退。「全国で何もできず悔しい想いをしたので、その借りを返すためにもまた全国の舞台に立ちたい」(岩切)ために更なるレベルアップを目指す。

宮崎県,日章学園高校

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