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根本 凌(上田西高校2年/FW)
ポテンシャル十分なブレーク候補生

無断転載禁止 根本 凌(上田西高校2年/FW)<br>ポテンシャル十分なブレーク候補生
文・写真/森田将義

ポテンシャル十分なブレーク候補生
自身の活躍で11年ぶりの選手権出場を狙う

昨年までは苦難の連続ながらも、ポテンシャルは十分

全国的には無名と言える存在だが、可能性の高さは年代でも屈指。国体チームで指導を行った岡野哲也監督(中野西)が「持っている物は凄いし、ポテンシャルは高い」と認める程の能力を持つのが上田西高校のFW根本凌(2年)だ。持ち味は180cmの大型ながらも足元の技術。先日、行われた岩手国体では神奈川県選抜に敗れ、初戦敗退となったが囲まれながらも細かいテクニックで密集をかわし、シュートまで持ち込むなどセンスの片鱗を見せた。

 今でこそ長野県では知られた存在となったが、昨年までは苦難の連続だった。小学校の頃はボランチとしてプレーしたが、「点を獲るのが楽しかったので、前がやりたかった」とFWへのコンバートを志願。中学生となり、元日本代表DFの鈴木正治氏が監督を務める神奈川の街クラブ「シュートジュニアユースFC」に所属してからは完全に持ち場をFWへと移したが、 腰椎分離症を発症したため満足にプレーできず、一度も公式戦での出場機会を得られなかった。

根本凌(上田西高校2年/FW)

「俺がやってやる」という気持ちで挑む選手権予選。チームを全国に導けるか

 それでも、腐らずに成長への意欲を忘れなかった彼が高校の舞台として選んだのは長野県。先輩たちが所属した上田西高校の選手権予選決勝戦を目にし、「ここでプレーして、全国に出たいと思った」。入学当初はチームに馴染めず苦労もしたが、すぐにAチーム入り。身長が180cm代に突入し、走力を重視するトレーニングによって運動量も増したが、またもや負傷により、Bチーム落ちを経験した。Bチームに落ちてからも、自主練でシュートを徹底するなど鍛錬を忘れず、今年に入ってからレギュラーに定着。2月に行われた県の新人戦では準優勝を果たす躍進の原動力となった。

 岩手国体ではボールを持てば観客を沸かすプレーも見られたが、一試合を通じて活躍できたとは言い難い。プレーの継続性だけでなく、自身は「身長と身体を活かせなきゃ、自チームに帰ってから選手権で戦えない。足元だけじゃなくて、裏の動きも入れながら両方で駆け引きをしなきゃいけない」と課題を口にするように、まだまだ“ダイヤの原石”という表現を超えることはできていない。ただ、今年に入ってようやくした日の目を浴びたばかり。彼のストーリーはまだ序章に過ぎない。ようやく念願だった活躍のチャンスを手にした彼は「上田西で全国を目指したい。選手権予選では、目の前の相手を一つ一つ倒し、俺がやってやるという気持ちを見せたい。下馬評を覆して、憧れた先輩たちを超したい」と意気込んでいる。

根本凌(上田西高校2年/FW)
Photo:Masayoshi Morita
根本 凌 NEMOTO RYO 上田西高校2年/FW
2000年2月3日生まれ 180cm/68kg 神奈川県出身
中学時代は神奈川の街クラブ「シュートジュニアユースFC」に所属するも、怪我で満足に試合に出られず。OBが多く進む長野の上田西高校へと進学。今年に入ってからスタメンに定着し、長野選抜にも選ばれた。

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