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全国強豪校REPORT
高松商業高校(香川県/公立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>高松商業高校(香川県/公立)
文・写真/森田将義

今年は「何が何でも勝つ」チーム
技術・判断+粘り強さで11年ぶりの選手権に挑む

2戦連続でPK戦を制し、11年ぶりの晴れ舞台へ

香川県勢最多となる21回の選手権出場を誇りながらも、2006年以降は四国学院大学香川西高校に9連覇を許すなど冬は苦戦が続いていた高松商業高校が、11年ぶりに選手権出場を手繰り寄せた。

近年の戦い同様、今予選でも勝ち上がりは決して楽ではなかった。苦しみながらも勝ち進み、準決勝で迎えたのはライバルである香川西。四国を代表する強豪相手には苦戦するのは確実で、「接戦に持ち込むしかない」と陶山輝佳監督は踏んでいた。ロングボールを多用しパワーを活かした戦いを展開する香川西に付き合うとフィジカル負けするため、肉体戦を避けて、足元でボールを繋ぐ戦いを選択。狙い通りの試合展開に持ち込んだ前半から一転し、後半はセットプレーを奪われ、押し込まれる時間帯もあったが、守備が粘り強く抑えて、失点を回避する。

延長とPK戦まで持ち込むとGK尾崎省吾が1本キックを阻止。「タカショウさんに上手くやられた」と敵将である大浦恭敬監督も認める戦いぶりで、勝利を掴んだ。続く寒川高校戦も一点が奪えず、勝負の行方はまたもやPKに委ねられることになったが、またもや尾崎が2本のキックを防いで勝負あり。粘り強い戦いで、11年ぶり22回目の選手権出場を決めた

今年は「何が何でも勝つ」チーム-高松商業高校-

今年はフットサルの全国大会で3位入賞

今年の3年生は上級生が少なかったため、入学当初からプリンスリーグ四国で試合経験を積んできた選手が多く、「試合経験を積むことで、共通理解ができるようになった」(DF安西真輝)ことが特徴だ。例年以上に選手同士の仲も良く、チーム一丸となって戦うこともでき、安西は「目立った選手はいないけど、全員でカバーし合えて、粘り強い。何が何でも勝つという気持ちには自信がある」と胸を張る。

ただ、粘るだけに留まらないのも今年の強みだろう。所属する選手は他の私学とは違い、香川県の子どもたちが中心。「個々として、チームとして判断力を磨いていかないと、県のレベルが上がらない」と陶山監督は考え、9年前の就任当初から技術・判断の向上に力を注いだ。能力アップのため、2014年から創設された全日本ユース(U-18)フットサル大会にも参戦。初年度は四国予選で敗退し、全国出場を果たせなかったが、2年目の昨年は初出場を果たすと、今年は全国で3位に。サッカーにも通じる技巧派を相手に粘り強い守りから繰り出すカウンターを磨いたこと、「全国でもやれるんだ」という自信を掴んだことは決して無駄ではなかった。全国でも待ち受けるのも厳しい戦いであることは確かだろう。ただ、彼らなら再び粘り強く勝利を手繰り寄せるのでは…という期待がする好チームであることも確かだ。

今年は「何が何でも勝つ」チーム-高松商業高校-

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