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高江麗央(東福岡高校3年/MF)
悔しさを味わった選手権制覇から1年
絶対的存在へと成長を遂げた赤い彗星のNo.11

無断転載禁止 高江麗央(東福岡高校3年/MF)<br> 悔しさを味わった選手権制覇から1年<br>絶対的存在へと成長を遂げた赤い彗星のNo.11
文・写真/森田将義

悔しさを味わった選手権制覇から1年
絶対的存在へと成長を遂げた赤い彗星のNo.11

2冠達成も、昨年は悔しさを味わう一年に

鹿島への入団が決まった左SBの小田逸稀、磐田入団内定のMF藤川虎太朗…。昨年の選手権王者、東福岡高校から数多くの注目選手が挙がるが、今年の選手権で最も注目選手すべき選手となれば、この男の名を挙げないわけにはいかない。G大阪入団が決まっているMF高江麗央だ。

昨年の東福岡はインターハイと選手権の2冠を達成する充実した一年だった。左サイドで見せる思い切りの良いドリブル突破が持ち味の高江も、初戦となった2回戦の新潟明訓高校戦で先発入り。以降もスタメンで出場を続けたが、藤川が怪我から戻ると共に出場時間が減少。準決勝の星稜高校ではベンチスタートとなり、出場したのは終了間際の残り2分のみ。決勝もアディショナルタイムのみの出場で終わり、「個人としては昨年、悔しい想いをした。準決勝と決勝は出場時間が短く、チームは日本一になったけど、個人としてはあまり良い終わり方じゃなかった。昨年が一番悔しい想いをしたと言っても良いくらい、本当に悔しい想いをした。今年は同じ想いをしたくないという気持ちが強かった」と振り返る。

高江麗央(東福岡高校3年/MF)

中心選手として挑んだ今年は他を圧倒する活躍を披露

チームとしてだけではなく、個人としてもハッピーエンドを迎えるべく、今年は新人戦からチームの中心選手としての自覚を高めて、課題だった運動量のアップなど自身のプレーを磨き続けた。4月から始まったプレミアリーグWESTでもチームを勝利に導く活躍を続けた結果、G大阪のスカウトの目に留まり、9月には来季からの入団内定が決定。主役の一人として迎えた選手権予選では、「大会への入り方が難しいことは分かっていたけど、実際に良くなかった。でも、1試合ごとに良くなりながら決勝まで進むことができたと思う」と低調なスタートが徐々に調子を上げると、迎えた九州国際大学附属高校との決勝では圧巻のプレーを披露。「相手は守備を固めてきたので、それをいかに崩すか楽しみながらプレーすることができた」と振り返るようにパスと突破を巧みに使い分け攻撃をけん引すると、自らもFKを叩き込み、6-0での大勝に大きく貢献した。

夏にG大阪の練習に参加した際には「判断の速さがまったく比べ物にならないくらい速かった。プレスとか、攻守の切り替えとか球際の強さとかこれまで味わったことがないくらいだった」と衝撃を受けた。同時にプロの基準を一足先に知れたことは、大きな収穫でもあり、「来年どれだけガンバに貢献できるかを東福岡にいる今のうちから意識していけば、少しでも貢献できるかなと思いながらプレーしている」と語る。優勝のうれし涙と共に悔し涙を流した選手権から一年が経ち、これまでとは比べ物にならないほど、ピッチでの存在感は増している。絶対的な存在として迎える高江麗央の高校最後の舞台から目を離してはいけない。

高江麗央(東福岡高校3年/MF)
高江麗央(東福岡高校3年/MF)
Photo:Masayoshi Morita
高江麗央 TAKAE REO 東福岡高校3年/MF
1998年6月27日生まれ 173cm/62kg 熊本県出身。
中学時代はロアッソ熊本ジュニアユースでプレー。高校へ入学する際には、「自分を強くするためにも厳しい環境に身を置きたかった」とユースへの昇格を断り、東福岡への入学を決意した。入学当初はBチームでのプレーが続いたが、2年目からはAチーム入り。昨年の選手権優勝を経験した。

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