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全国強豪校REPORT
岡山学芸館高校(岡山県/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>岡山学芸館高校(岡山県/私立)
文・写真/森田将義

悲願の初出場も慢心は見られず
強豪との初戦を突破し、目指すは埼スタ

夏の全国を2度経験し、念願の選手権出場へ

個での打開力に長けたFW竹田そら(現・同志社大学)へと素早く繋ぐカウンターサッカーから、一転し、「しっかりボールを扱える選手が多い」(高原良明監督)今年の岡山学芸館高校は組織的な攻撃が特徴だ。ゲームメーカーのMF池平直樹らを中心にボールを繋ぎ、ドリブラーのMF西山敢太やMF加藤凜太朗、エースの山河大将ら個性的なアタッカー陣がゴールに襲い掛かる攻撃は高水準。守備にもCB森下基や、左SBの西崎剛司など実力者が揃い、全国でも戦えるポテンシャルを持つ。

これまでもコンスタントに県大会の上位に食い込む力を擁しながら、選手権出場とは無縁だった。だが、今年は違った。主将のMF野島奨が選手権出場を掴むきっかけとして挙げたのは、4月のプリンスリーグ中国の開幕戦で立正大学淞南高校との対戦だ。前半だけで2失点し、一度は「(降格した)2年前と同じで、今年も無理かな」(野島)と思ったが後半に3点を奪い、逆転勝利。「120%以上の力を出せば、プリンス中国でも通用することが分かった」(野島)と自信を手にした。

加えて、積み上げてきた全国での戦いも彼らにとってプラスだった。選手権出場は今年が初めてだが、近年はコンスタントにインターハイへの出場を果たし、チーム力を高めてきた。昨年は1回戦で市立船橋高校戦と対戦。1-3で敗れたが、奪ったゴールは当時2年生だった西山のモノ。高原監督が選手に「負けはしたけど、1点を獲れたことに意味がある」と伝えたように全国屈指の強豪相手に爪痕を少しでも残せたことはチームの財産になった。今年のインターハイでは京都橘高校と対戦。前年と同じく3失点を許し、初戦敗退となったが、「自分たちのサッカーはできたと思うけど、スコアは0-3。その辺りが勝負の厳しさというか、強豪校との違いを感じた」(野島)と、勝敗を左右するわずかな違いを知るきっかけとなった。

強豪との初戦を突破し、目指すは埼スタ-岡山学芸館高校-

より深い歴史を刻むため。目指すは埼玉スタジアム

迎えた選手権岡山予選の決勝は持ち味を発揮できず、前半は無得点。しかし、ハーフタイムに飛ばされた指揮官の「何のためにこれまでやってきたんだ」という喝によって選手が発奮し、野島の先制点を皮切りに4ゴール。その後、2点を返されたが、逃げ切りに成功し、選手権初出場を手繰り寄せた。念願の晴れ舞台を手にしたが、「歴史を塗り替えたからこそ、全国ではより深い歴史を刻まないといかない。出るからには埼玉スタジアムまで行きたい」と話す野島を始め、選手たちに満足した様子は見られない。あくまで目指すは更なる上のステージだ。

初戦で対戦する山梨学院大学大学附属高校は夏に対戦した2校同様、全国で実績を残す格上のチームだが、「相手は優勝経験ある凄いチーム。えぐいFW(加藤拓己)がいるので苦戦すると思う。でも、先制点を獲ったらチームの締まりが良くなると思うし、勢いにも乗れる。結果に拘ってやっていきたい」と野島は意気込む。

強豪との初戦を突破し、目指すは埼スタ-岡山学芸館高校-

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