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[選手権PICK UPプレイヤー]チームを勝利に導いた2年生のヒーロー
杉山弾斗(市立船橋高校)

無断転載禁止 [選手権PICK UPプレイヤー]チームを勝利に導いた2年生のヒーロー<br>杉山弾斗(市立船橋高校)
取材・文/池田敏明

チームを勝利に導いた2年生のヒーロー

前半はクリアミスやパスミスが目立った。プレースキッカーも任されていたが、左足から繰り出されるボールはどれも精度を欠き、味方とのタイミングも合わず、なかなかチャンスを作ることができなかった。「緊張で足が重く、うまくボールを蹴ることができませんでした。どうしたんだろう? という感じで焦りました」。杉山弾斗は京都橘戦の前半をそう振り返った。

冷静に戦うチームにあって、一人だけ流れに乗りきれていない。しかし、そんな彼がこの日のヒーローになるのだから分からないものだ。「後半のキックは悪くなかったです」と振り返ったとおり徐々にキックの精度を上げると、66分にはゴール正面、やや左寄りの位置で得たFKの場面で自らキッカーを名乗り出る。「本来なら福元(知哉)が蹴る場面なんですが、決められそうな気がしたので『自分が行く』と言いました」。

左足から放たれたボールは、壁に当たってコースが変わる幸運もありながらゴールネットを揺らす。「頭が真っ白でした」と振り返ったヒーローは、ゴールを確認するとベンチ方向へと猛ダッシュし、歓喜に沸く人垣に勢いよく飛び込んだ。前半の低調なパフォーマンスを補って余りある貴重な一撃だった。

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