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[選手権PICK UPプレイヤー]様々なボールを蹴り分ける高校生ナンバーワンGK
廣末 陸(青森山田高校)

無断転載禁止 [選手権PICK UPプレイヤー]様々なボールを蹴り分ける高校生ナンバーワンGK<br>廣末 陸(青森山田高校)
取材・文・写真/池田敏明

様々なボールを蹴り分ける高校生ナンバーワンGK

青森山田の優勢が予想される中、最初にビッグチャンスを作ったのは鵬翔だった。エースナンバーの13番を背負うFW宇津元伸弥がスペースに抜け出し、GKと一対一の状況を迎える。しかし、FC東京内定の守護神、廣末陸が立ちはだかった。右足でファーサイドを狙った強烈なシュートに反応し、右手一本で弾き返す。これで流れを一気に手繰り寄せ、5-0の大勝劇に繋げた。

このシーン以外でも、廣末の一挙手一投足はとにかく際立っていた。ペナルティーエリア外でボールを足元に収め、大きなキックフェイントで相手FWを翻弄したかと思えば、クロスや縦パスを難なく手中に収める。最終ラインの4人に対しては細かく指示を出し続け、少しでも気の緩みが見えれば大声で叱咤する。特に会場を沸かせたのが正確なキックだ。ゴールキックやパントキック、ロングフィードなど、両足で様々なボールを蹴り分け、鋭いボールが前線の選手に届くたびに、ゴール裏の観客からは「すげぇ」、「めっちゃ正確」という感嘆の声が漏れ聞こえてきた。

試合後、選手たちがバックスタンドに挨拶に行くと、小学生ファンから「キーパー握手して!」のリクエスト。廣末はほんの一瞬だけ列を離れ、子どもたちとハイタッチを交わした。この優しさも彼の魅力なのだ。

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