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[選手権PICK UPプレイヤー]限られた時間でしっかり見せ場を作った期待の新人
オナイウ情滋(正智深谷高校)

無断転載禁止 [選手権PICK UPプレイヤー]限られた時間でしっかり見せ場を作った期待の新人<br>オナイウ情滋(正智深谷高校)
取材・文・写真/池田敏明

限られた時間でしっかり見せ場を作った期待の新人

出番が訪れたのは後半ロスタイム。プレー時間は1分程度だっただろう。しかし、正智深谷の1年生MFオナイウ情滋はその限られた時間の中でしっかりと見せ場を作った。

名前で一目瞭然なように、彼は2017シーズンから浦和レッズでプレーするオナイウ阿道の弟だ。「普段はあまり関心を持たれないんですが、今朝は珍しくLINEが来て『頑張ってこいよ』と言われました」と兄から激励を受け、埼玉県予選から通じて初めてとなる選手権のピッチに立った。

「すごく緊張しましたが、ピッチに入ったら先輩が声をかけてくれたし、観客が盛り上がってくれたので落ち着きました。奮い立たされて『やってやろう』という気になりました」。そう語った情滋が自陣左サイドでボールを持った瞬間、応援席からは大きな歓声が上がった。その理由は瞬時に判明した。「中3の時に50m走が6.1秒だった」という爆発的なスピードでドリブルを仕掛け、60mほどを駆け上がった。このプレーだけで、彼のポテンシャルが理解できた。

「オナイウ阿道の弟である以上、下手なプレーはできない。プレッシャーもありますが、乗り越えなければ兄ちゃんのいる場所にはたどり着けない」。敬愛する兄と同じ舞台に立つ。そのための第一歩を、情滋は確かに踏み出した。

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