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杉山弾斗(市立船橋高校3年/DF)
世代屈指の左SBがキャプテンを襲名
“超高校級のステージ”へ飛躍を期す

無断転載禁止 杉山弾斗(市立船橋高校3年/DF)<br>世代屈指の左SBがキャプテンを襲名<br>“超高校級のステージ”へ飛躍を期す
文・写真/吉田太郎

世代屈指の左SBがキャプテンを襲名
“超高校級のステージ”へ飛躍を期す

鮮烈なJデビューを果たした彼らの姿をすぐ近くで見ていた新主将

2月25日のJ1開幕戦でMF原輝綺(現アルビレックス新潟)が先発出場を果たすと、翌26日にはDF杉岡大暉(現湘南ベルマーレ)がJ2開幕戦でゴールを決めた。市立船橋で3年間力を磨いてきた2人が同校の卒業式を前に鮮烈なJデビューを果たし、2人とともに今年プロ入りしたMF高宇洋(現ガンバ大阪)もJ3デビューを飾った。

下級生時から市立船橋の主軸を務め、プロへ駆け上がっていった彼らの姿をすぐ近くで見ていたのが、今年名門の主将に任命されたDF杉山弾斗だ。1年時のインターハイでは左SBの先発選手として準優勝に貢献。2年時はケガで出遅れながらもインターハイ優勝を経験し、今年はU-18日本代表と日本高校選抜に選出されている。

名門・市船の新主将は勢いと巧さも光る世代屈指の左SBだ。その活動量の多さとスピードを駆使して左サイドを攻め上がり、細かいタッチのドリブルも交えて相手の逆を取り、決定的なクロスを放り込む。16年度選手権1回戦では京都橘相手に決勝FKを決めるなど、その左足や攻撃力は大舞台でも威力を発揮してきた。

1年時から名門で経験を重ねてきた注目SBがいよいよ迎えた最終学年。目標とする姿がある。「自分にボールが入った時は安心してできるとか、そこからは崩せるとか、去年岩崎(悠人、京都橘→京都サンガ)選手とか、杉さん(杉岡)とか、原さんとか、そういうところがあったと思う」

杉山弾斗(市立船橋高校3年/DF)

選手権で体感したネクストレベルの攻防戦。目指すは一人で流れを変えられる選手に

選手権1回戦で対戦した岩崎は凄まじかった。チームの状況が悪くても、一人で相手の守りを切り裂き、遠目の位置からでもポストを叩くシュートを打ち込んで流れを変え、チームを勇気づけていた。また、そのFWに真っ向から挑んで食い止める杉岡や原。杉山の目には真横で行われている攻防戦が、違うステージでの戦いのように映ったのだという。当時は理想としては意識していなかったが、超高校級の攻防戦があまりにも鮮烈だったからこそ、今年目指す姿として彼らの名が自然と口を突いた。

自身ではまだそのステージには達していないと感じている。「レベルが違う。近くにいるとは思っていないですね。一緒にやっていて違うなと思いました」。市立船橋の朝岡隆蔵監督はその杉山にキャプテンマークを託した。チームを声で鼓舞するタイプではない。それができる選手は他にもいる。だが、指揮官は選手としても、人間としても飛躍することを期待し、敢えて杉山をキャプテンに指名。市船の歴史でもトップクラスと言えた昨年から代が変わった今年のキーマンは、自身を一人で流れを変えられる選手、杉岡や原、岩崎のような選手にまで自身を引き上げ、市船に新たなタイトルをもたらす。

杉山弾斗(市立船橋高校3年/DF)
Photo:Taro Yoshida
杉山弾斗 SUGIYAMA DANTO 市立船橋高校3年/DF
1999年5月20日生まれ 175cm/63kg 東京都出身。
市船の新主将に任命された高校年代屈指の左サイドバック。1年次から名門校でレギュラーを務め、インターハイ優勝ほか、チームのタイトル獲得に貢献。今年はU-18日本代表と日本高校選抜に選出されている。

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