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全国強豪校REPORT
國學院大久我山高校(東京都/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>國學院大久我山高校(東京都/私立)
文・写真/吉田太郎

2年で経験した“天国と地獄”
東京三冠、そして日本一へ

選手権準優勝から都予選一回戦敗退…。

2つの大きな経験を必ず今年に繋げる。東京の強豪、國學院久我山は3年連続7回目の出場だった15年度の全国高校選手権で準優勝。前橋育英や青森山田に勝利して初の決勝進出を果たした同校は、「美しく勝て!」をテーマとした攻撃的なスタイルのサッカー、文武両道という面でもクローズアップされた。

だが、当時からMF名倉巧(現・J3琉球)ら主力の半数を残して期待された16年度、彼らはインターハイ東京都予選で2次予選に進めず、選手権予選では帝京との強豪対決となった1回戦で敗退。前年度の選手権は全国4,000超の高校の中で最後の2校に残っていた國學院久我山は、9月の時点で早々に選手権から去る結果となった。

大げさな表現をしてしまえば、“天国と地獄”とも言える2年間。現3年生はその浮き沈みのあった2年間を経験して最終学年を迎えている。1年時から主力を務めるのはGK平田周とCB上加世田達也の2人。昨年も十分に力はあったように映ったが、平田は「結果が出ないというのは強くはなかったと思いますね。サッカーはスキルとか戦術とかだけじゃないので、勝負において一番大事な部分で欠けていたのかなと思います」と説明する。苦しい試合展開でも流れを持ってくる個々の強さや雰囲気。欠けていた大事な部分を選手たちは意識してスタートを切っている。

國學院大久我山高校

目指すのは勝ち抜く強さを持つチームへの変化

ピッチで展開するサッカーは2年前も今年も変わらない。判断、精度、ポジショニングを重視。選手達の様々なイメージが重なり合って多彩な崩しを展開していく。今年のインターハイ東京都予選初戦では前半を3-2で折り返すと、後半開始18分間で大量7ゴール。名倉から14番を受け継ぐMF三富嵩大や元日本代表MF北澤豪氏を父に持つFW北澤快、MF鵜生川治臣、右SB竹浪良威ら個性のある選手たちが観客を唸らせるような崩しを連発して快勝した。

だが、一方でこの日は試合の入りが悪く、甘さのある前半に。清水恭孝監督から「タイトルを獲りたいという気持ちの強さ」などについて非常に厳しい指摘を受けていた。指揮官はシーズン開幕当初に全国2位チームとして見られた昨年について、「覚悟はあったんですけど、色々なことまで含めてエネルギーに変えてとかバネに変えてとか、僕自身にも経験がなかったですし、チームにもなかったと思う」と振り返っていたが、今年の選手達もまだまだ変化することができていない。

三富は「3年生がやっていかないと。練習から試合と、もっと3年生が声出してやっていかないといけない」と口にした。今年の目標については「東京で3冠を取ることと全国でも日本一を目指す」。チーム内で欠けているものを厳しく指摘し合い、それを身に着けて、勝ち抜く強さを持つチームに変化して、結果を残す。

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