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全国強豪校REPORT2017
京都橘高校(京都府/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT2017<br>京都橘高校(京都府/私立)
取材・文/編集部

常に2人、3人いる状況をつくる攻撃スタイル

[主な成績]
◆全国高校サッカー選手権(5回出場)…準優勝(12年度)、ベスト4(13年度)
◆全国高校総体(2回出場)…初戦敗退(07、14年)

チームデータ

“怪物・岩崎ロス”をプラスに変える古都の強豪が悲願の全国制覇へ

伝統的に全国レベルのFWが台頭する京都の強豪校だ。米澤一成監督が就任してから17年、積み上げてきたものが集積し、近年になって急速な躍進を遂げた。選手権は12年度に小屋松知哉と仙頭啓矢(ともに京都サンガ)の強力2トップがゴールを量産し準優勝、16年度は高校No.1ストライカー・岩崎悠人(京都サンガ)を擁し、大いに大会を沸かせた。そして迎えた今シーズン、強力な個の力が抜けたことで米澤監督も「局面でぶっちぎれる選手はいない」と、“岩崎ロス”の感は否めない。しかし2月の京都新人戦最終戦(準々決勝)の大谷戦では5-0の快勝。前線で個が打開するサッカーから、「コンビ、トリオ、グループでゴールをこじ開ける」(米澤監督)スタイルへの移行が進む。今年も新たな攻撃サッカ ーを見せてくれそうだ。

KEY POINT“知性派のバランサー” 篠永雄大

篠永雄大
篠永雄大(2年/MF)

米澤監督が「バランスを取らせたらピカイチ」と語るのが篠永。1年生で選手権にも出場し、人を見てスペースを取りに行く動きが秀逸。チ ームの潤滑油となり、局面で果敢な攻撃参加も見せる注目のユーティリティプレーヤーだ。

ゴールを獲る! アタッキングポイント

数的優位を作り出し選択肢を増やす

システムは橘伝統の4-4-2で、ツートップと両ワイドでゴールを襲う。ただし、岩崎、堤原翼といった強力な個の力で前線を打開した昨年から、今年は「選択肢を増やす」サッカーを標榜し、常に数的優位の状況を作れるサッカーを目指す。「そのためにも選手権の市船戦で体感したように、もっと走れる選手を作っていく必要がある」(米澤監督)

1年次から10番を背負う天才的攻撃センスの持ち主

梅津凌岳

「ボールを奪われることがない」(篠永雄大/2年)、「彼の動きを常に見ている」(輪木豪太・FW/年)と選手たちが語るように、10番を背負う梅津凌岳が、橘攻撃陣のタクトを振る。

KEY PLAYER梅津凌岳(3年/MF)

(岩崎)悠人君や堤原(翼)君みたいな突出した選手がいない分、全体的な技術は去年より高いと思います。もっとコンビネーシ ョンを磨いていきたい。相手に応じてスタイルを変えるようなサッカーがしたいです

Player’s Voice

河合航希
河合航希(3年・主将/MF)

「京都サンガU-15から橘に来たのは、選手権での小屋松君の代の活躍に衝撃を受けたからです。選手権での市船戦で、あのスピードを体感できたのは大きい。プロにつながる活躍を見せたいです」

古川隆輝"
古川隆輝(3年/MF)

「去年は悠人君が前で収めてくれたけど、今年は各々の細かい動き出しが重要になります。橘は後輩との上下関係が厳しくないので普段から仲がいいです。副キャプテンとして引き締めていきたい」

ストロングポイント

選手のオリジナリティを活かす米澤術

選手のオリジナリティを活かす米澤術

普段のメニューを通して選手のオリジナリティを抽出し、チームに落とし込むのが米澤式。「夏くらいに特徴的な選手が出てくる。小屋松と仙頭の関係もそうでした」(米澤監督)

今年のテーマ

選手権初戦の市船戦をチームの成長に

「ウチは足が止まっていた場面もあった」(米澤監督)、「あのスピードでできるように」(河合航希)。選手権最高峰とも呼べる試合の経験をチームに還元し、さらに走れるサッカーを目指す。

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