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田中和樹(浦和学院高校3年/FW)
無名の存在から一気に全国区へ

無断転載禁止 田中和樹(浦和学院高校3年/FW)<br>無名の存在から一気に全国区へ
文・写真/吉田太郎

浦和学院の怪物ストライカー
無名の存在から一気に全国区へ

FC東京特別指定選手として17歳でJ3デビュー

“怪物候補”は、昨年までは全国的に無名の存在だった。無理もない。所属する浦和学院は名古屋などで活躍した元日本代表FW森山泰行監督が指揮を執っているとはいえ、まだ本格強化3年目のチーム。昨年度の選手権埼玉県予選は2回戦、総体予選も3回戦(ベスト16)で姿を消している。

だが、浦和学院FW田中和樹は今年、早い段階から注目される存在となった。5月にFC東京に特別指定選手として登録され、17歳でJ3デビュー。高校3年生の早生まれである彼は今や、今秋にU-17W杯を控えるU-17日本代表、U-18日本代表からも注目される存在となった。そして現在開催中のインターハイ予選では2回戦で昨年度選手権予選準優勝の浦和南を破り、準々決勝でも名門・武南をPK戦の末に撃破。浦和学院にとって19年ぶりの全国出場まであと1勝としているのだ。

プロのトレーニングを経験して「通用すると思います」と自信を深めてきたスピードが最大の武器。スペースへのボールを引き出すとそこからの高速ドリブルでゴールへ迫り、強烈なシュートを相手ゴールへと見舞っていく。

田中和樹(浦和学院高校3年/FW)

超高校級の速さと身体能力を有した“怪物候補の一人”

速さに加えて身体の強さも超高校級だろう。浦和南戦では自陣PA付近のルーズボールに反応し、相手を弾き飛ばすかのようにキープ。すると、カウンターを阻止しようとする相手に自らぶつかりに行って、1人、2人と遮るものを跳ね除けるかのように前進し、そこからのスルーパスで決定機を演出した。

また、後半26分の決勝ゴールは前線でボールを収めた田中が右サイドのスペースへドリブルしてDFを引きつけたことから生まれた1点。ボールを引き出せない時間帯もあって80分間輝き続けた訳ではなく、目標のゴールを決めることもできなかった。だがこの日、圧倒的なパワーとスピードで伝統校の守備網に穴を開けていたFWが全国初出場を果たせば、注目度が一気に上昇すること必至。“怪物候補”の一人であることは間違いない。

中学時代は栃木のヴェルディSS小山に所属。「中学校の頃、遠い場所で練習していたのにもかかわらず森山さんが見に来てくれていたので」という理由で浦和学院への進学を決意したという。ともにヴェルディSS小山から浦和学院へ進学したFW齋藤雅之とのコンビも注目。「コウチーニョとかアザールの動画はよく見たりします」とスピードを備えたテクニシャンの動きからイメージを膨らませているストライカーが、昨年全国3位・昌平との埼玉県予選準決勝(代表決定戦、埼玉県の出場枠は2)でも観衆にインパクトを残すような活躍をして、浦和学院にとって19年ぶりの全国出場を達成する。

田中和樹(浦和学院高校3年/FW)
Photo:Taro Yoshida
田中和樹 TANAKA KAZUKI 浦和学院高校3年/FW
2000年1月13日生まれ 173cm/66kg。
中学時代はヴェルディSSに所属し、浦和学院へ進学。高い足元の技術と性格なシュート、抜群のスピードが評価され、今年5月にFC東京2種登録選手としてJ3デビューを果たした。

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