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菊地泰智(流通経済大学付属柏高校3年/MF)
「目指すはディバラ」総体優勝の最重要キーマン 大舞台で本領を発揮するか

無断転載禁止 菊地泰智(流通経済大学付属柏高校3年/MF)<br>「目指すはディバラ」総体優勝の最重要キーマン 大舞台で本領を発揮するか
文・写真/吉田太郎

「目指すはディバラ」総体優勝の最重要キーマン
大舞台で本領を発揮するか

抜きんでた「サッカーセンス」を持つ10番レフティー

08年以来、9年ぶりとなるインターハイ優勝を狙う流経大柏の最重要キーマンだ。中学時代にエース級だったような選手たちが集まる名門の中で、MF菊地泰智は1年時からレギュラー。昨年から10番を背負うレフティーは今年、Jクラブへの練習参加を経験して自信を深め、6月には流経大柏のインターハイ千葉県予選3連覇に貢献した。

いわゆる「サッカーセンス」で差を生み出すプレーヤーだ。習志野高監督時代にFW玉田圭司やMF広山望、流経大柏ではFW大前元紀、MF田口泰士らを育てている本田裕一郎監督は時に、菊地の抜きん出た「サッカーセンス」に周囲が合わせきれていないと口にすることもあるほど。身長160cmと小柄でスピードのあるタイプではないが、ボランチ、SHの位置からのショートパス、スルーパスでゲームメークや狭い局面を打開することはもちろん、遠くにできたスペースを逃さずに見つけて左足キック一本で局面を大きく変えることもできる稀有な存在だ。

ボールに絡み続けている時は非常に危険だが、相手の厳しいマークを振り切ることができずに試合の流れから消えてしまうことも。本田監督からも指摘されているという課題について本人は「まだまだです」と語り、現在は得意のパスでDFを剥がすだけでなく、「ドリブルでDFを剥がすことを意識しています」と明かす。

菊地泰智

インターハイは然るべき知名度・評価を得る分水嶺となるか?

理想形として目指しているのは、過去2シーズンのセリエAで計30得点を記録しているアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(ユベントス)だ。スピードを活かした抜け出し、1タッチなど多彩な左足シュートでゴールを量産しているディバラだが、菊地が見習っているのは右サイドから中への突破、DFを剥がす動き。対峙したDFを足首の動きで外すようなプレーを映像から学び、その感覚を高めてきている。

今年こそは、の思いがある。昨年度は選手権千葉県予選決勝で鮮烈な同点ゴールを決めたものの、ライバル・市立船橋に競り負けて準優勝。2年連続で選手権全国大会には手が届かなかった。また、昨年のインターハイは全国決勝まで進出したが、準優勝に終わり、プレミアリーグからは降格と悔しい思いをすることが続いてしまっている。注目度高いレフティーだが、大舞台での不十分な結果によって、上がって然るべき知名度も上ってきていない。

まだ大舞台でチームを勝たせる活躍を見せることができていないMFにとって、今回のインターハイは評価を変えるチャンス。突き抜けた活躍をして、目標としている高卒プロ入りへ繋がる大会にする。

菊地泰智
Photo:Taro Yoshida
菊地泰智 KIKUCHI TAICHI 流通経済大学付属柏高校3年/MF
1999年5月7日生まれ 160cm/56kg。
全国クラスの強豪校で1年次からレギュラーを務め、今シーズより流経大柏の10番を背負う。抜群のサッカーセンスで左足のキック一本で局面を大きく変えることもできる稀有な存在。インターハイでは9年ぶりの優勝を目指す。

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