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全国強豪校REPORT
真岡高等学校(栃木県/公立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>真岡高等学校(栃木県/公立)
文・写真/吉田太郎

危機を乗り越え掴んだ全国への切符
エースの想いを胸に伝統校が頂点を目指す

エース負傷のアクシデントも、チームが一丸となり栃木県予選で優勝

全国3位に輝いた2013年以来となるインターハイ出場。栃木県立の伝統校・真岡はアクシデントを乗り越えて全国の舞台に立つ。

真岡はインターハイ栃木県予選3回戦でエースFW郡司侑弥が左足スネの骨2本を折る大怪我を負った。今年の栃木を代表する存在といえる注目ストライカー抜きでの戦いを強いられた。その中で選手たちは郡司のために一人ひとりが5m、10mでもより走ることを目指して奮闘。また、司令塔のMF金澤礼弥が「郡司がいた時はFWでタメを作ってくれていたんですけど、タメがないので裏を狙ったり、サポートを速くして、なるべく速くボールを動かせるようにしました」と振り返ったように、エース不在の戦い方を構築しながら、勝ち上がっていった。

優勝候補筆頭の矢板中央と対戦した準決勝。2-2で突入したPK戦でGKが足をつらせてプレー続行不可能に。再び起きたアクシデントでチームは追いつめられたが、代役としてゴールマウスに立ったGK経験者のCB後藤智亮主将が、見事にPK1本をストップして劇的な決勝進出を果たす。決勝では栃木高に4-1で快勝し、「みんなに託すしか選択肢は残っていない」という郡司の想いを背負って戦ったインターハイで全国出場を決めた。

真岡高等学校

金澤、和氣、鵜養らを中心に13年以来の4強入りを目指す

「チームのルールとして守備はマストなので、そこは全員共通でやる」と後藤が口にするように、まずは各選手が守備への意識を欠かさず、ハードワークを徹底。それをやり遂げた上で速攻、ポゼッション、サイドアタックと多彩な攻撃から相手ゴールを目指していく。

真岡は昨年10月に人工芝グラウンドが完成。「イレギュラーなくできる練習場は大きい」(後藤)という環境の中で、選手たちは技術力と持ち味のパスワークを磨いてきた。視野広く、アイディアと足技光る金澤や、展開力と推進力ある動きが持ち味のMF和氣昌平を中心にボールを動かし、左の高精度クロッサー・鵜養修平らが決定的なラストパスを配球。これを県予選8発のFW根本晋太郎らがゴールに結びつけていく。

4年前のインターハイでは粘り強い守りを発揮する一方で、個々の技術力の高さも表現して2度目の4強入りを果たした。しかし、3回戦と準々決勝は0-0からのPK戦による勝利で、同大会の5試合で計3得点に終わっている。それだけに、川上栄二監督は「今年は得点を決めて、ベスト4を目指しています」と期待。「選手権で恩返ししたい」とリハビリに励むエースの思いに応えるため、また「栃木県の負けたチームの気持ちも背負ってやっていきたい」(金澤)という決意も胸に全国4強入り、それ以上にチャレンジする。

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