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全国強豪校REPORT
清水桜が丘高等学校(静岡県/公立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>清水桜が丘高等学校(静岡県/公立)
文・写真/吉田太郎

「名門」を受け継ぐ静岡の雄
絶対エースを擁し選手権「初」出場へ

「清商」の系譜を継ぎ、15年にインターハイ出場

全国高校選手権優勝3回、インターハイ優勝4回、10年まで開催されていた全日本ユース(U-18)選手権での優勝は5回。「清商」こと清水商(旧清水市立商)は特別な歴史を持つチームであり、GK川口能活(現相模原)やMF小野伸二(現札幌)、MF名波浩(現磐田監督)、MF風間八宏(現名古屋監督)ら日本サッカーを牽引してきた数々の名手たちを輩出してきたチームでもある。

その清水商の歴史とブルーのユニフォームを受け継いでいるのが清水桜が丘だ。13年に清水商と庵原が統合して開校した清水桜が丘は、15年のインターハイに初出場。当時1年生ながら静岡県予選5試合で8得点を叩き出す大活躍で全国出場に貢献したFW白井海斗やMF大屋寛太が3年生となり、今年、清水桜が丘として初の選手権出場を目指している。

2年前の選手権予選は準々決勝で清水東とのダービーを白井の延長V弾で制し、V候補・筆頭だった静岡学園戦も白井の決勝ゴールによって勝利。だが、決勝で藤枝東に敗れて全国には届かず。昨年は準決勝で浜松開誠館に0-5で大敗して涙を呑んだ。

今年のチームの中盤で存在感を放つMF山田温人は「高校サッカー選手権に中学校の頃から憧れていました。全国に出たいと思って」清水桜が丘を選んだという。注目FW白井も「(入学してから選手権に)まだ一回も出ていない。自分の学年で出たいというのが最初から強かった」と強い意気込みを見せるなど、選手権への彼らの思いは特別だ。

清水桜が丘高等学校

“稀代のゴールハンター”白井を擁し、静岡予選突破を目指す

今年のインターハイ予選では準々決勝でPK戦敗退を喫し、プリンスリーグ東海でも失点が増えてしまっているが、全国を狙える力は十分にある。個人技が光るFW渡邉唯人やともに突破力に秀でた俊足MF大石悠暉と大屋の両翼、長身CB安居院旺洞や1年生MF古長谷千博といった下級生の台頭もある。インターセプトした勢いで一気にゴールへ迫る攻撃は迫力十分。まだまだ課題は多いものの、少ないシュート数で確実に仕留める部分にもこだわってトレーニングし、それが試合でも表現されてきている。

そして稀代のゴールハンター、エース白井の存在は間違いなく大きい。静岡県選抜の一員として出場した8月のSBSカップ国際ユースサッカーでは、海外選手がファウル覚悟で何とかその突破を止めていたことが印象的だった。また、U-18日本代表戦では鋭い抜け出しから決勝ゴール。チームでのプレーを見てもその鋭い読み、技術力、加えて名将・大瀧雅良監督が、OBのMF藤田俊哉の名を出して評価するほどの得点感覚で対戦相手との違いを生み出している。

選手権での静岡県大会では対戦相手がマンマークしてくることも予想されるが、「楽しめるくらいになれればいい」と白井。もちろんチームとしての力をよりレベルアップさせることを意識しながら、自身は厳しいマークを振り切って、清水桜が丘を「初」の選手権出場へ導く。

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