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[近畿総体2015]地元・滝川第二が2試合連続PK勝ち。粘りのサッカーで帝京第三に追いすがる

無断転載禁止 [近畿総体2015]地元・滝川第二が2試合連続PK勝ち。粘りのサッカーで帝京第三に追いすがる
文・写真/川端暁彦

勇猛な帝京第三の挑戦を地元チームが退ける

2015年8月5日12:00 三木総合防災公園陸上競技場

滝川第二
(兵庫①)
[得点者]溝田
1-1
(8-7)
帝京第三
(山梨)
[得点者]加藤

高校総体3回戦。三木防災公園陸上競技場での第2試合は、兵庫代表・滝川第二と山梨代表・帝京第三の対戦となった。地元の滝二に対し、控え部員たちが驚くほどの声量で背中を押す帝京第三は、試合を通じて勇猛果敢な姿勢を貫いて対抗した。

明確にどちらが主導権を握ったと言えるような試合ではなかった。滝二は帝京第三のキーマンであるFW梅田至の「監視役」として1年生MF上田直人を配置。マンマークで起点となる男を潰させつつ、我慢比べの展開に持ち込んでいく。対する帝京第三もフィジカル能力に秀でるFW小山駿に競らせて走らせて、滝二守備陣に圧力を加えた。

誰がどう観ても、1点勝負。そんな一進一退のゲームが動いたのは57分のことだった。DF鮫島龍のFKにMF加藤竜基が頭で合わせて、ゴールイン。「集中していなかったわけではないし、警戒もしていたのに」と滝二GK桑原拓都を嘆かせた帝京第三10番の気迫の一撃で勝負の天秤は大きく傾いたかに見えた。

49分に2枚、55分に1枚の攻撃カードを切っていた直後の失点だけに、滝二のダメージは大きかったはず。だが桑原は深い悔恨と同時に、「あいつらなら追い付いてくれるやろ」との確信もあったという。自慢の攻撃陣がゼロで終わるはずがない、と。その確信は正しかったのだが、67分にスコアラーとして刻まれた名前は「まさかあいつが決めるとは思わなかった」と守護神を苦笑させた。

その男とは、49分から交代でピッチに立っていた2年生FW溝田大輝。サイドハーフへの投入だったが、「攻撃時は2トップのつもりでプレーしろ」という指示を受けていた。「点を取ってやろうとは思っていた」と語る男の思いが結実したのは、失点から6分を経た63分。MF谷田想太朗のロングボールに対して「こぼれてくるといいな」と突っ込んでいた判断が幸いした。こぼれ球を右足で押し込んで、1-1。滝二が試合を振り出しに戻した。

そして迎えたPK戦は9人が蹴り合う激闘に。溝田は7番手で登場し、「めっちゃ緊張した」と言いつつ、見事に成功。守ってはGK桑原が相手のキック2本を防いで、トータル8-7で滝二がPK勝ち。市立船橋の待つ準々決勝進出を決めた。

私撰MOMGK桑原拓都(滝川第二/3年)

雲行きの怪しい時間帯でもゴール前での冷静かつ勇猛な対応が光った。PK戦では「まるで情報がなかった」相手に野性の勘と反射神経で対応。2連続PK勝ちの原動力となった。

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