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加藤拓己(山梨学院高等学校3年/FW)
U-18日本代表のパワフルストイカー 夏の雪辱と最後の選手権に懸ける想い

無断転載禁止 加藤拓己(山梨学院高等学校3年/FW)<br>U-18日本代表のパワフルストイカー 夏の雪辱と最後の選手権に懸ける想い
文・写真/吉田太郎

U-18日本代表のパワフルストイカー
夏の雪辱と最後の選手権に懸ける想い

「鄭大世のように」2、3人をフッ飛ばしてゴールを決める

インターハイ山梨県予選決勝。ピッチ上の誰よりも分厚さある肉体、丸刈り頭の背番号9が泣き崩れる山梨学院の選手一人ひとりに声を掛け、太い腕で抱き起こし、整列に向かわせている姿が印象的だった。

U-18日本代表FW加藤拓己主将は怪我明けで満足に走ることのできない中でも空中戦で奮闘。対戦した帝京三が2人がかりで挟み込んできても必死の跳躍で競り勝っていた。そして後半立ち上がりに貴重な2点目のゴールも決めたが、チームは2-0から追いつかれて逆転負け。悲願の全国舞台に手が届かなかった。

加藤は1年次の6月に行われたインターナショナルドリームカップでU-16日本代表に初招集。最前線で泥臭い仕事を厭わずにやり続け、外国人戦相手にも非常にパワフルな動きを見せて攻撃のポイントになっていた。昨年もU—17日本代表に選出されたFWは、選手権予選では全4試合でゴールを決め、エースとして2年ぶりの優勝に貢献。だが、選手権本大会は左くるぶし骨折の負傷によって欠場を余儀なくされてしまう。

主将を務める今年、インターハイ出場こそ逃したものの、8月に「(清水の)鄭大世選手は小さい頃から見てきた選手の一人。2、3人ふっ飛ばしてゴールを決めたり、自分はそういうことしかできないので、そういう選手がいるというのは自分にとって大きい」という憧れの存在、FW鄭大世が所属する清水へ練習参加し、直後にU-18日本代表の一員として出場したSBS杯国際ユースサッカー大会では復調を感じさせるプレーを見せていた。

加藤拓己

U-18日本代表の経験をチームに還元し、ラストチャンスに臨む

相手DFを弾き飛ばすかのようなドリブル、自信を持つ空中戦、そしてセカンドボールに頭から飛び込んで味方に繋ぐ“らしい”プレーも発揮。そして、U-18チェコ代表との最終戦では試合終了間際にダイビングヘッドで決勝点を決めてチームを勝利へと導いた。

「チームに帰ればオレがやらなければいけないっていう気持ちが強くなります」という山梨学院で目指す最後の選手権の舞台。1年前、怪我で全国出場の機会を逃し、今夏もあとわずかで全国出場を逃しているFWにとっては、山梨学院の一員として全国出場するラストチャンスでもある。

10月15日に開幕した山梨県予選の初戦(対都留)は2ゴール。続く東海大甲府との準々決勝でも頭で決めて昨年から続く選手権予選での連続ゴールを6へ伸ばした。良いシュートを打っても決めきれなければ「本当のFWとしてダメというか、FWとして価値がない」と言い切る無骨なストライカーが、チームのためにゴールを連発して、今冬はピッチで大暴れする。

加藤拓己
Photo:Taro Yoshida
加藤拓己 KATO TAKUMI 山梨学院高等学校3年/FW
1999年7月16日生まれ 180cm/78kg。
アントラーズつくばジュニアユース出身。U-16、17、18と年代別の日本代表に選出されるパワフルストライカー。2年次の昨年はエースとして選手権出場を勝ち取ったが、ケガにより本大会を欠場。今年は主将として最後の選手権を目指す。

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