PICK UPピックアップ footies!' eye team

全国強豪校REPORT
矢板中央高等学校(栃木県/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>矢板中央高等学校(栃木県/私立)
文・写真/吉田太郎

層が増した栃木王者
ライバルが果たした全国4強を超える

夏を経て逞しくなったチームに大舞台で飛躍の予感

11月4日に行われた選手権栃木県予選決勝で昨年度全国3位の佐野日大に3-0快勝。ようやく今年初となる県タイトルを勝ち取った矢板中央だが、チームのスケール感は大きく、選手権で躍進を遂げる可能性も十分にありそうだ。

今春には全国トップクラスの強豪集まるイギョラ杯、船橋招待大会でいずれも準優勝。特に船橋招待大会ではJクラブユース3チームを破り、力があることを示していた。だが、公式戦のトーナメント戦ではなかなか結果が出ず、関東大会予選は初戦で宇都宮白楊にPK戦で敗れ、続くインターハイ予選でも準決勝で真岡にPK戦で敗戦。それでも、U-17日本代表のMF松井蓮之が「インハイで負けてから夏休みの期間は鍛錬期で、『どんな大会でも結果出すぞ』と言っていた」と振り返る夏を経てチームは逞しくなった。

勝負にこだわる姿勢を再確認したチームは、8月の金沢ユース大会でインターハイ準優勝の日大藤沢、同8強の関東一を破るなどインターハイ出場校5チームに勝利して優勝を果たす。松井が「金沢ユースで1個優勝できて自信になったし、『選手権取るぞ』と凄くプラスになりました」という通り、自信を持って臨んだ選手権予選では準々決勝、準決勝、決勝といずれも苦しい戦いが続いたが、高橋健二監督が「ウチの強み」と語る選手層の厚さも示し、最終的にはライバルたちをねじ伏せて優勝した。

矢板中央高等学校

指揮官も自陣をみせる選手層の厚さ

指揮官が自信を見せるように、選手層は非常に厚い。豊富な運動量と身体の強さを活かしてボール奪取、ラストパスなどで存在感を放つ松井をはじめ、球際の強さとキック精度が特長のMF稲見哲行主将、2年生ながら10番を背負う注目レフティー・MF飯島翼、ガーナ人の父を持つ190cmFW望月謙、期待のストッパー・CB白井陽貴ら素材感ある選手たちの名が並び、ベンチにも高速ドリブラーのMF板橋幸大や突破力に秀でたMF山下育海、そして全日本ユース(U-18)フットサル選手権MVP、得点王2冠のFW大塚尋斗らが控えている。

来季の注目選手になるであろう飯島が「自分も負けられないというのがある。仲間であり、ライバルでもある」というチームメートたちとの日々の競争で磨いた力も彼らの強みだ。そして、1年前に県内のライバル・佐野日大が全国4強入りしたことも選手たちのエネルギーになっている。目標は全国4強以上。全国大会ではシードされ、2回戦で三重高校と対戦することが決まった。素材感ある選手たちが繰り出す攻守にダイナミックなサッカーと夏に高められた勝利へのこだわりで対戦相手を上回り、目標を達成する。

CONTENTS新着記事一覧 Readmore

最新コンテンツをもっと見る

NEWS最新ニュース Readmore

最新ニュースをもっと見る