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全国強豪校REPORT
桐蔭学園高等学校(神奈川/私立)

無断転載禁止 全国強豪校REPORT<br>桐蔭学園高等学校(神奈川/私立)
文・写真/吉田太郎

激戦区を攻撃力の高さで快進撃
選手権出場校、最後の1校を狙う

持ち前のパスサッカーと攻撃力の高さで県予選決勝へ

全国高校サッカー選手権は11月23日までに出場48校中47校が決定。残すは12月3日に等々力陸上競技場で開催される神奈川県予選決勝で決定する1校のみとなった。その神奈川決勝では、3連覇を狙う桐光学園と、14年ぶりの全国大会出場を狙う桐蔭学園が激突。11年のインターハイで全国制覇も経験している桐蔭学園だが、近年は夏冬ともに全国舞台までたどり着くことができていない。それだけに、持ち前のパススタイルと選手権への強い思いをピッチで表現して全国切符を掴み取る。

今回の選手権予選では湘南との初戦から3試合連続で1点差勝利。だが、攻撃力の高さを示して撃ち勝ってきた桐蔭学園は、湘南学院との準決勝(11月25日)でも攻撃陣が爆発する。開始2分、MF宍戸晃瑶のスルーパスから俊足FW森山翔介が叩き出した先制点を皮切りに、MF平田一真、MF金子大樹、CB吉田剛、FW瀬賀凛太郎も決めて5-1で快勝。試合後に大黒柱のCB原川凌太朗主将が「きょうは本当に攻撃陣に助けられた試合」と感謝するような攻撃で再び撃ち勝った。

原川は今年のチームについて、「(伝統的な)パスサッカーというのは基本なんですけれども、スピードがあったり色々な特長がある選手が多いと思います」と評する。チームを見渡すと、ベースとなる技術力が高い。そして、鋭く且つ正確なミドルパスを配球する金子やDF背後へのパスを通す宍戸、パワフルな仕掛けが目立つ右の岩本卓也と左のSB嶽間澤佳祐の両SB、個人技で会場を沸かせる左SH若林龍らの個性が分厚い攻撃を可能にしている。

桐蔭学園高等学校

「キレイなサッカーだけでは勝てない」。泥臭くも勝利をつかみとる

原川と実力派のGK寺澤悠大を中心とした後方のサポートを受けながら、2点目、3点目を貪欲に狙いに行くサッカーは面白い。ただし、選手たちはそれだけでは神奈川予選を勝ち抜くことができないことを知っている。

金子は「自分たちはパスサッカーというスタイルをやってきた。技術的な部分もやるんですけれども、泥臭くやることをチームで徹底している。勝つためにはキレイなサッカーだけでなくて、気持ち的な部分も発揮できないと勝てない」と語り、蓮見理志監督代行も「(決勝戦で戦う桐光学園は)勝負強いなと思いますね。プリンスでやられているということで、球際のところも、最後のシュートも力強いです。気持ちで相手を上回らないといけない。最後のところの踏ん張りが必要、単にパス回しているだけでは勝てないと思います」と引き締めた。

瀬賀が「サッカーをはじめた頃からの夢です。そこに立ちたいという思いは強い」という全国高校選手権のピッチ。膝の大怪我によってピッチに立つことのできない10番FW千葉恭馬ら仲間たちの思いも込めて、必ず神奈川制覇を果たす。

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