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岩崎悠人(京都サンガF.C.)が語るプロ1年目と高校サッカー選手権 ―前篇―

無断転載禁止 岩崎悠人(京都サンガF.C.)が語るプロ1年目と高校サッカー選手権 ―前篇―

京都サンガF.C.でのプロ1年目の戦いを終えた岩崎悠人。昨年度の全国高校サッカー選手権を沸かせた“超高校級”ストライカーは、Jでのルーキーイヤーで何を得ることができたのか? そして今年も目前に迫ってきた選手権大会に何を思うのか? 注目のインタビューを前後編に分けてお届けする。

味方を使うプレーが増え、最初は戸惑いもあった

―プロ1年目を終えて、ご自身の変化と成長について振り返っていただけますか?
「思い描いていたプレーがプロではできなくて、最初は悩んだ時期もありました」
―思い描いていたのもとの違いとは?
「ポジションもトップから左サイドに変わって、高校の時はゴールに向かうプレーが多かったですが、プロではアシストなど、味方を使う動きが必要になり、その違いに戸惑うこともありました」
―プレーの役割が変わったことで努力したことは?
「味方を使うプレーが多くなりましたが、それがチームの形でもあるので、臨機応変に対応できるように努めました。先ほどのバランスという部分がつかめるようになって、徐々に自分の持ち味であるゴールに向かう姿勢も増えるようになってきました」
―メンタルの部分ではいかがでしょうか?
「プロではお客さんに向けて、常にいいプレーをしなくてはいけないという思いがあって、そこは難しかったです。試合を重ねるうちに、自分でそれを楽しめるようになってきた感触はありますが、プロで戦うことの難しさを感じています」
岩崎悠人

プロ1年目で課題と収穫が明確に分かった

―逆に「プロでも通用する」と感じた部分は?
「自分の武器でもある縦への突破は、プロでも通用すると実感できました」
―ワンツーの折り返しを、振り返りざまにダイレクトボレーで決めたプロ初得点(4月29日、J2リーグ第10節大分トリニータ戦)はお見事でした。
「ありがとうございます(笑)。ああいった無理の利くプレーも僕の長所だと思っているので、来季はもっとそんな場面を増やしていけるようにしたいですね」
―実り多きプロ1年目となったようですね。
「はい。課題と収穫が明確にわかった良い1年だったと思います」
―来季の目標は?
「今年はアシストが8でゴールが2でした。来季は逆にアシストよりもゴールを多く取りたいですね。プロに入っていろいろ経験しましたが、やっぱりトゥーさん(田中マルクス闘莉王)の存在が大きくて、最初の方はどのエリアでも自分の持ち味を出そうとしたんですよ。でもトゥーさんや、良き先輩からアドバイスをいただき、状況を見ながら、落ち着いてプレーすることで、自分が良い状態のときは仕掛けて、悪いときはシンプルに周りを活かすということを意識し、バランスがとれるようになりました」
―仕掛ける場面と、味方を使う場面のバランスというとこですね?
「そうですね。だからシーズンの最初の頃は、悪い状況でも無理に仕掛けようとして失敗して、バックパスを奪われて失点という最悪の場面もありました…。」
―良くも悪くも、高校時代は悪い状態でも突破できていたわけですよね?
「はい、そうですね。それがプロでは通用しないことは身をもって分かりましたし、今では成長できたかなと思います」
―今年はU-20W杯(FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017)もありましたね。
「悔しい気持ちが強いです。やっぱり大会を通して得点を取れなかったことは悔やまれます。すごく落ち込んだし…。でも、それがあったから、またサッカーが好きになれました。」
―前向きに捉えられるようになったということですね。
「U-20W杯の後には色々な人と話をすることができて、僕を変えてくれる出来事があったんです。それは…<後編に続く>」
岩崎悠人
岩崎悠人
1998年6月11日生まれ、滋賀県出身。京都橘高校で1年からレギュラーとして活躍し、高校サッカー選手権には3度出場。J2第10節の大分戦でプロ初得点を挙げ、2017 FIFA U-20W杯は4試合に出場した。今季リーグ戦通算35試合出場、2ゴール。171cm、京都サンガF.C. 所属。

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