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SPECIAL INTERVIEW
山本脩斗が歩んだ道程

無断転載禁止 SPECIAL INTERVIEW<br>山本脩斗が歩んだ道程

常勝軍団・鹿島アントラーズで不動の左サイドバックとして活躍し、昨年度は32歳にして日本代表に初招集された山本脩斗。ベテランとして益々その存在感を増す鹿島の仕事人が語る高校、大学時代とは?

高校時代、雪が積もる冬の走り込みが今に活きている

――高校時代、盛岡商業に進学した理由から教えてください?
「県内で一番強い学校だったのが理由ですね。中学の最初の頃は考えていませんでしたが、徐々に選抜に選ばれるようになり、高校サッカー選手権などを見るようになると意識し始めました。入学時には斎藤(重信)監督が復帰されると聞いていて、そのタイミングもあって盛岡商業を選びました」
――高校時代努力したことは?
「日々のトレーニングに集中することですね。居残って練習をするというよりは、毎日コツコツ集中してトレーニングしていたという記憶があります。とくに冬はボールを使える時間も限られるのでその時間は大切にしていましたね。あとは、自転車で毎日50分かけて通学したことかな(笑)」
――岩手県というと、冬は大変だったのでは?
「キツかったですね(笑)。でも、そこで足腰を鍛えたことで今の自分があると思います。さすがに雪の日はバスで通っていましたが(苦笑)」
――トレーニングで印象に残っていることはありますか?
「練習が終わってからの走り込みはキツかったので、特に覚えています。冬も雪が積もっているなかで、道をならすために走らされたりしていました(笑)。雪が積もるとやれることは限られるので、体育館での練習と走り込みは徹底的にやっていたと思います」
――斎藤監督から言われたことで印象に残っていることは?
「サッカーのことも色々言われましたが、私生活や高校生はどうあるべきとか、挨拶についてなど、とくに普段の生活面でご指導をいただきました」
――高校時代で印象に残っている試合は?
「最後の高校サッカー選手権で青森山田に1-7でボコボコにやられたことですね。悔しかったですね」
――早稲田大学への進学はいつ頃に決まっていましたか?
「スポーツ推薦で9月くらいには決まっていました。駒澤大、順天堂大も候補としてありましたが、教員免許を取りたかったこともあって、早稲田大に行くことにしました」
山本脩斗

自由な時間があることが大学の良さでもあり、難しさでもある

――高校時代に比べると、1年を通して同じ環境で練習ができるのはありがたかったのでは?
「そうですね。ただ、1年生の当時早稲田大ア式蹴球部は都リーグ3部だったので、土のグラウンドで試合をしていました。試合会場も同じグラウンドで、最初はメンバーにも入れなかったので、練習が終わった後に3時間くらいかけて、グラウンド整備しましたね。高校では芝で試合してたのにギャップがありました(笑)」
――早稲田大学ア式蹴球部は入部テストもあり、厳しい印象があります。
「どうですかね。僕らのときは大榎(克己)さんが監督をされていて、走りのテストでも気持ちを見せれば全員合格できたんじゃないかと思います。逆に気持ちがない選手は落ちていましたが(笑)。技術面よりも、メンタル面を優先していたと思います」
――大学に入って高校との違いは感じましたか?
「身体つきも変わってとくにフィジカル面やスピード感が違うなと思いましたね。メンバーも高校の時は県内だけでやっていたのが、大学は全国から選手が集まって高いレベルでやっているので、当然違いはありました。特に当時の早稲田大は僕らが4年生になる年の大学創立125周年に向けて大学全体でスポーツを強化していたので、都リーグ3部でもすごくレベルが高かったです。2学年上には徳永悠平さん(V・ファーレン長崎)や矢島卓郎さん(元・京都サンガF.C.)もいて、まずはメンバーに入らないと、と思ってやっていました。」
――時間ができることで、私生活も変わりますよね。
「そうですね。ただ、そこが大学の良さでもあり、難しさでもあると思います。自由だからこそ、楽な方向に流れると選手としてどんどん落ちていきますし」
――勉強との両立も大変だったのでは?
「テストだけは頑張りました(笑)。教職の免許も目指していたので、単位だけは取らないといけなかったですから。寮生活だったので、頭のいい友人にレポートの書き方等を教えてもらって、何とか卒業までの単位は取ることができました」
――寮では相部屋でしたか?
「2人部屋でしたね。4年生になると、何人かは1人部屋になれるのですが、僕はじゃんけんに負けて、結局4年間2人部屋でした(笑)」
――大学で一番印象に残っている試合は?
「大学最後の大会になるインカレですかね。僕は病気で出られなかったのですが、最後にチームとして優勝できたので、それは一番嬉しかったですね」
――シューズについてもお伺いしたいのですが、スパイク選ぶ際に重視していることはありますか?
「一番はフィット感ですかね。そんなに繊細なプレーをする選手ではないのですが(笑)」
――最新モデルの「PREDATOR(プレデター)」を着用しての印象は?
「アッパーの素材が以前履いていたACE(エース)よりフィットして、すごく良かったですね。履き口の素材もフィットして可動域もあって、プレーしやすいです。最近の素材は雨でも水が染み込まないのでいいですね、昔は重くなって大変でしたから。何よりシューズ自体がものすごく軽くて動きやすいのでプレーに集中できるのが良いですね。」
山本脩斗
山本脩斗
YAMAMOTO Shuto
1985 年6月1日生まれ、岩手県出身。盛岡商業高校で全国高校サッカー選手権に出場。早稲田大学を経てプロ入り。2013年より鹿島アントラーズに移籍し、サイドバックで定位置を確保。2017年、EAFF E-1に出場する日本代表メンバーに初招集、32歳にして国際Aマッチ初出場を果たした。

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