TRAININGトレーニング フィジカル

TRAINING13 両腕を水平に左右へ振る動き

無断転載禁止 TRAINING13 両腕を水平に左右へ振る動き

上半身の強化と肩胛骨周辺の柔軟性

サッカーは下半身だけでなく全身を使って行うスポーツである。
速く走るには腕の振りが重要。そのポイントとなる肩胛骨周りの柔軟性を養う。

サッカーは下半身だけを使うのではなく、全身運動である。日頃から日本人選手を見ていて感じるのは、姿勢が悪く、上半身をうまく使うことができていないこと。例えば、DFの間をかき分けるように突破できる選手はほとんどいない。だが、世界に目を向ければ、メッシにしてもアザールにしてもC・ロナウドにしても、腕を巧みに使い相手を抜き去っている。実は、爆発的なスピードやボディーバランスにおいては、下半身だけでなく、上半身の強化は欠かせない。また、肩胛骨周りの関節に柔軟性がなければ、鍛えた筋肉をうまく使うこともできないのだ。それだけに今回は、上半身の筋肉を活かす肩胛骨周りの柔軟性をテーマにトレーニングメニューを紹介する。実際にトレーニングを見ている岡崎慎司や宮市亮、前田遼一も実践しているメニュ ーだけに、取り組んでもらいたい。

両腕を水平に左右へ振る動き

20回×2セット

肩胛骨周辺の筋肉を動かすことで可動領域を広げ、柔軟性をもたらす。正しい姿勢を保った状態から、両腕を広げた状態で水平に後ろまで思いきって振る。後ろから見た写真でも分かるように、後ろで手拍子できるくらいに力強く動かす。身体がぐらぐらすることなく姿勢をキープした状態でこの動きを繰り返す。
両腕を水平に左右へ振る動き
両腕を水平に左右へ振る動き
体幹を保持して正しい姿勢から、前に伸ばした両腕を勢いよく広げて、水平に後ろまで思いきり振る。後ろまで広げた手がくっついたら、また戻す。この動きを、リズムよく20回を目安に繰り返す。後ろまで広げたとき、腕が肩と同じ高さになるように動かそう。
杉本龍勇
杉本龍勇 Tatsuo Sugimoto
1970年11月25日、静岡県生まれ。法政大学経済学部教授。 現役時代は日本短距離界を代表するランナーの一人で、1992年バルセロナ五輪では4×100mリレーで6位入賞を果たした。ドイツ留学を経て、現役を引退後は母校の法政大学で教鞭をとる傍ら、清水エスパルスや湘南ベルマーレ、大分トリニータといったプロサッカーチームのアドバイザーを歴任。日本代表の岡崎慎司の専属コーチをはじめ、多数のスポーツ選手のアドバイザーを務めている。
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