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TRAINING14 両腕を上下に振りしならせる動き

無断転載禁止 TRAINING14 両腕を上下に振りしならせる動き

上半身の強化と肩胛骨周辺の柔軟性

サッカーは下半身だけでなく全身を使って行うスポーツである。
速く走るには腕の振りが重要。そのポイントとなる肩胛骨周りの柔軟性を養う。

サッカーは下半身だけを使うのではなく、全身運動である。日頃から日本人選手を見ていて感じるのは、姿勢が悪く、上半身をうまく使うことができていないこと。例えば、DFの間をかき分けるように突破できる選手はほとんどいない。だが、世界に目を向ければ、メッシにしてもアザールにしてもC・ロナウドにしても、腕を巧みに使い相手を抜き去っている。実は、爆発的なスピードやボディーバランスにおいては、下半身だけでなく、上半身の強化は欠かせない。また、肩胛骨周りの関節に柔軟性がなければ、鍛えた筋肉をうまく使うこともできないのだ。それだけに今回は、上半身の筋肉を活かす肩胛骨周りの柔軟性をテーマにトレーニングメニューを紹介する。実際にトレーニングを見ている岡崎慎司や宮市亮、前田遼一も実践しているメニュ ーだけに、取り組んでもらいたい。

両腕を上下に振りしならせる動き

20回×2セット

走るとき、両腕を振ることでスピ ードは増す。言い換えれば、腕を振ることができなければ速く走ることはできない。特に肩周辺は球関節のため360度動かせるようにしなければならず、両腕を広げた状態で水平に後ろまで思いきって振る。両腕を上下に振り、大きくしならせることで柔軟性を養う。後ろで手拍子できるくらいに力強く動かす。手を後ろまで振ったときは、まるで猿のようにしならせる。
両腕を上下に振りしならせる動き
両腕を上下に振りしならせる動き
正しい姿勢を保ち、手の力は抜く。そこから片手を上に振り上げ、もう片手は下に振り下ろそう。強く動かすことがポイント。また、後ろまで到達したときには、猿のように手がしなっていることが重要。肘が曲がる傾向にあるが伸ばして、肩周りを意識しよう。
杉本龍勇
杉本龍勇 Tatsuo Sugimoto
1970年11月25日、静岡県生まれ。法政大学経済学部教授。 現役時代は日本短距離界を代表するランナーの一人で、1992年バルセロナ五輪では4×100mリレーで6位入賞を果たした。ドイツ留学を経て、現役を引退後は母校の法政大学で教鞭をとる傍ら、清水エスパルスや湘南ベルマーレ、大分トリニータといったプロサッカーチームのアドバイザーを歴任。日本代表の岡崎慎司の専属コーチをはじめ、多数のスポーツ選手のアドバイザーを務めている。
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