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原口元気(ヘルタ・ベルリン/MF)が語る
成長するため、強くなるための10カ条

無断転載禁止 原口元気(ヘルタ・ベルリン/MF)が語る<br>成長するため、強くなるための10カ条
ヘルタ・ベルリンでの3シーズン目を迎え、開幕から大活躍を見せる原口元気。高校時代から現在に至るまで、彼はどのような気概で日々を過ごしてきたのか。成長するため、強くなるための10カ条を送る。

01トレーニングは順序が大切

シーズンが終わると毎回、1週間から10日間ぐらい丸々休んで、すべてをリセットします。その後、新しいシーズンを迎えるにあたって最初に考えるのは、急ぎすぎてトレーニングの順序を間違えないこと。いきなりスプリント系やラップ系のトレーニングから入ると、筋肉系のケガをしてしまう恐れがあるので、まずは体を馴染ませるトレーニングから始めて、徐々に負荷を上げるよう心がけています。

02シーズン中も自主トレは必要

チームには選手が30人近くいます。30人いれば30通りの特徴があるので、すべての選手にとって完璧なトレーニングができるわけがないんですよ。僕の場合はポジションがウイングで、上下動やスプリント回数が多いので、そのための能力を上げていかなければなりません。センターバックの選手だったら、当たり負けしない体を作るために、フィジカル的なトレーニングや上半身を鍛えるトレーニングが多くなると思います。それはチーム全体のトレーニングだけでは補えないので、個人的なトレーニングをします。各選手が自分の特徴に合ったメニューを消化していますね。

03スピードを上げるためのトレーニング

僕は2年半ほど前から、筑波大学の陸上部の先生の下で走法のトレーニングに取り組んでいます。ただ、スピードを上げるためのトレーニングはようやく始めたばかりです。スピードを上げるトレーニングをすれば、始めて1カ月、2カ月で効果が出るらしいのですが、そうなると本当にスピードが出始めた時に止まれなかったり、ケガをしてしまったりする恐れがあるため、まずはスピードが出始めてもケガをしない体を作ろうというプログラムで、2年半、地道にやりました。すぐに速くなりたかったですけど、我慢しました(笑)。これからどんどんスピードが出てきてくれたら嬉しいですね。そうなればまた一つレベルが上がると思うので、自分自身も楽しみですし、見ている人たちにも楽しんでもらえるプレーができるかな、と思います。

04日本とドイツの違い

サッカーのテンポが違います。ボールを奪ったら前に行かないといけない。日本では「取ったボールを大事にしろ」と言われることが多いんですけど、ドイツでは「奪ったら前へ」が基本。その違いは痛感しました。アップダウンはしていたつもりだったんですが、その切り替えが速く、最初は慣れるのにちょっと時間がかかりました。
フィジカルの強さも感じましたね。ただ、逃げたら終わりなので、負けてもいいからぶつかっていく、ということは最初からやりました。そうすると、負けないようなぶつかり方を覚えられるんですよ。最初は当たっても勝てなかったんですが、当たるタイミングや自分から当たりに行くすべを少しずつ学んでいくと、負けないような当たり方ができるようになってきます。

05海外に行って感じた日本人の良さ

日本人と外国人の違いだと思うんですけど、いい意味でパワーを開放するのがうまいですね。僕らは試合で100%のパワーを出すために練習や自主トレをするという考えなんですけど、向こうでは自主トレをしない選手もいるんですよ。でも、そんな選手が試合になると誰よりも走るし、誰よりも戦ってくれる。出すべきところでパワーを出すのが、日本人より圧倒的に上手だと思います。日本人は“練習のための練習”になってしまうことが多いですよね。一番大切なのは試合だということを忘れてはいけないし、どれだけ準備をしても結果が出なければ意味がないですからね。「俺はちゃんとやったから、結果が出なくてもいいや」ではなく、結果を出すためにやるんだということを意識しなければいけないと思います。

06高校時代の自主トレ

高校生の頃は、ボールを扱う技術を伸ばす練習ばかりしていました。特に一対一の練習はよくやっていて、全体練習の後にサイドバックの子を捕まえて、わざと浮き球を出してもらってそこからスタートするなど、バリエーションをつけながらやっていました。授業や宿題などもあって時間が限られていたので、効率よくトレ ーニングする必要もありましたし、いろいろなヒントを探しながらトレーニングしました。
原口元気

07プロ入りとして気づいたこと

サッカーがうまいだけじゃ何もできないことに、すぐに気づきました(笑)。自分がやりたいことだけをやっていてもうまくいかないですし、フィジカル的なことやチームプレーはプロに入ってから学びました。もしかしたらユース時代に学ぶ必要があったのかもしれないですけど、僕の場合は逆にその時、技術的なことを多くやっていたのがよかったのかな、とも思っています。

08トレーニングアパレルへのこだわり

僕は派手でもなく、シンプルでもなく、お洒落なものが好きです。どこでトレーニングしていても人に見られることがあるので、やっぱりカッコイイに越したことはないですね。変な格好はできないな、という思いはあります(笑)。

09これからの目標

先のことを考えて、というよりも、成長できるように1日、1日をしっかりやっていきたいと思っています。そうすればご褒美じゃないですけど、結果がついてくると思いますし、今までもそうだったので、それを継続していきたいです。
原口元気

10今の高校生たちへ─

僕は浦和レッズのユースチーム所属だったんですけど、1日も早くトップに上がりたいと思いながらトレーニングしていました。はっきり言って、試合では結果は度外視し、上に行くためのアピールの場だと思っていました。そういう向上心というか、欲求をもっと爆発させるような気持ちを見せてほしいです。もちろん高校時代は仲間といろいろな感情を分かち合うことがすごく大きな財産になると思いますが、やっぱり上に行くのはギラギラしている人間だと思います。当時、ギラギラしていた僕ももう25歳なので、今の高校生の中から僕みたいな選手が出てきてほしいです(笑)。
原口元気
原口元気 GENKI HARAGUCHI
1991年5月9日生まれ、埼玉県出身。小学生時代に全国制覇を経験するなど幼少期から注目され、浦和レッズのアカデミーからトップチームに昇格して主力として活躍。14-15シーズンからはドイツに活躍の場を移し、ヘルタ・ベルリンでプレーしている。切れ味鋭いドリブルを武器に好機を作る。

NIKE FOOTBALLアプリ登場!

最新ギアをいち早く入手し、プロのトレーニングを学び、NIKEのイベントにも参加してフットボールをさらに楽しむことができる「NIKE FOOTBALL アプリ」が登場! 実際にメンタル パフォーマンスゲーム「PRO GENIUS」をプレーした原口選手は、次のように感想を語ってくれた。「自主練習の際にハイレベルなメニューを実践できるので、すごくいいと思います。サッカーは小さなことの積み重ねで結果が出ると思いますし、どんなことで成果が出るか分からないので、僕も試合前にやってみたいですね。僕の時代はこういったものがなく、自分で考えながらやっていたんですが、いろいろなヒントをもらえる時代になったので、こういったものを活用するのも面白いと思います」。NIKE FOOTBALLアプリでさらに強く、さらに上手く。史上最高のシーズンを、ジブンのものにしよう。
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