TRAININGトレーニング テクニック

U-18スキルアップメソッド
フィニッシャーを育成するトレーニング〈前編〉

無断転載禁止 U-18スキルアップメソッド<br>フィニッシャーを育成するトレーニング〈前編〉
元ブラジル代表コーチで、NIKE ACADEMYで練習メニュー開発を担当するオリベイラ氏が日本のユース年代のためのトレーニングをレクチャー!

いかに早くゴールを狙える状況を作り出し、フィニッシュにつなげるか

これまで現代フットボールに求められる“スピード“を追及するトレーニングをレクチャーしてきましたが、今回はゴールを陥れる“フィニッシャー”に特化したNIKE ACADEMYのメソッドを2回に分けて紹介します。JFA(日本サッカー協会)にもメソッドを提供している同アカデミーの基本理念「T.I.P.S.(テクニック、インテリジェンス、ポジショニング、ストレングス)」を意識するのはもちろん、ストライカーの最大の仕事である「ゴール」のためには「condence(確たる自信)」や「ruthless(ゴール前での冷酷さ)」、「intelligence(相手を上回る賢さ)」が必要不可欠です。いかに早くゴールを狙える状況を作り出し、フィニッシュにつなげるか。迷っている時間などありません。素早い判断力と決断力が求められます。
一方で、自信を持つことも大切です。素早く判断する中で自分らしさも発揮し、うまく情報処理をしながらプレーすることも心がけてください。そして一番大切なこと、それは楽しみながらプレーすることです。サッカーが楽しくて仕方がなかった子供の頃の気持ちを、絶対に忘れないでください。
凡例

Lesson1数的同数におけるドリブル・反転からのシュート

数的同数におけるドリブル・反転からのシュート
数的同数におけるドリブル・反転からのシュート

❶コーチからの斜めのパスを受け、トラップから素早くドリブルに入ります。

❷ディフェンダー(▲)との対人戦で、横へドリブルしながらゴールへの軌道を作り、シュートを放つようにします。左サイドのあとは、同様のトレーニングを右サイドでも行います。

数的同数におけるドリブル・反転からのシュート
数的同数におけるドリブル・反転からのシュート

ディフェンダー(▲)を背負った状態から落ちてくさびのパスを受け、左右どちらかに反転してシュートを打ちます。反転からの動作はできる限り素早く・正確なシュートを打つように心掛けます。左サイドの後は、同様のトレーニングを右サイドでも行います。

ONE POINT ADVICE

数的同数のシーンにおける状態でも、選択肢としてパスを考えるのではなく、貪欲に自分からゴールを狙う意識を持ってください。得意なシュート体勢にもっていく為に、常にゴールを狙える状況を素早く作り出していく必要があります。

Lesson2インテンシティの高いクロストレーニング

インテンシティの高いクロストレーニング
インテンシティの高いクロストレーニング

❶クロサーがボールを持った状態でスタートし、隣の選手にボールを預けてオーバーラップを仕掛けます。

❷ボールを受けた選手はドリブルでコーンの間を通してスルーパスをサイドへ出します。

❸フィニッシャーは素早いクロスに対して、タイミングよくエリアに進入するよう意識します。はスルーパスを出した後はファーサイドへポジションをとり、クロスのこぼれ球を狙います。

ONE POINT ADVICE

フィニッシャーは長い距離を走りますが、素早いクロスに合わせるためにトップスピードを保つ必要があります。そのうえで、適切なポイントに、適切なタイミングで飛び込むように心掛けてください。

Lesson3スモールサイドゲーム

スモールサイドゲーム
スモールサイドゲーム

ポジショニングを意識した3vs3のクロストレーニングです。

❶まずはゴールキーパーからサイドのフリーマンへボールを預け、

❷フリーマンは軽くドリブルを入れながらクロスを入れます。攻撃の3人はそれぞれが役割を意識して、タイミングよくエリアに進入し、

❸クロスからゴールを狙います。左サイドのあとは、右サイドのフリーマンがクロスを入れます。リスタートはゴールキーパーから行うようにしてください。

ONE POINT ADVICE

攻撃の3人はクロスが入ったら危険なエリアを常に考えながらポジショニングを取るように心掛けてください。2人がニアとファーに進入するようであれば、もう一人はこぼれ球を狙うなど、よりクロスを得点につなげていくようプレーしてください。

Lesson4クロスからのシュート

クロスからのシュート
クロスからのシュート

❶コーチ(GKでも可)からセンターにパスを出し、フォワードはクロサーへボールを預けます。

の2人のフォワードがニアとファーに走り込み、クロスに合わせます。ゴールにつながるポイントへの嗅覚を養うトレーニングです。

ONE POINT ADVICE

エリアに近い距離からスタートすることで、クロスに対する適切なポイント、タイミングを掴めるよう、何度も繰り返し練習してください。

エドゥワルド・オリベイラ
監修 エドゥワルド・オリベイラ Eduardo Oliveira
ウエストフロリダ大学で運動科学や体育教育学を学んだ後、同大学の男女サッカ ーチームのアシスタントコーチ、ブラジル代表のアシスタントコーチ兼フィットネスコーチ、ボタフォゴのアカデミーコーチなどを歴任。現在はロンドンのNIKE ACADEMYで世界のサッカーのトレンド分析や練習メニュー開発を担当している。
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